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子育て親育ち #001

うちの息子が5歳だった10年前に書いていたこと。
子育てしている誰かに届けばいいな、と思って
このnoteにも残すことにしました。
そして、これからも、たまに更新します。

ーーーーー2012.01.16

子どもが生まれて5年が過ぎました。
誰もが言うように、あっという間だったような、長かったような年月。
子育ては、子どもが100人いれば100通り以上あると思うし、正解もありません。
子どもの成長についてのあれこれはブログに残してきていますが、5年間を改めて振り返って、子どもを通して学んだことを“子育て親育ち”としてまとめておくことにしました。

その第一回目は、生まれる前、つまり妊娠している時のことを。
出産を助産院ですることを決めてから、体力的にも精神的にも自然に産むことができる状態にもっていくために守らなくてはイケナイことが沢山あったので、強く覚えているものを書いてみます。


妊娠中の守ること 1)3つの首を冷やすな。

頭の乗っている首、手首、足首の3つ。
夏であっても、その3つの首を出したまま助産院に行けば注意されます。守らなければ、お産が大変になる!と信じて守る努力をしていた記憶があります。妊婦中は平均体温が1℃以上アップするため、夏には厳しい教え。でも、妊娠中、風邪もひかずに乗り切れたのは、このお蔭かもしれません。そして、夏に暑そうに薄着の妊婦さんを見ると心配になるおせっかいな私。

妊娠中の守ること 2)目を使い過ぎるな。

広告代理店(当時)で企画の仕事をしている私にとって、目を使わないとは、パソコンで企画書を書けない、調べものができない、資料を読むことができない、ということ。バレなきゃいいのでは?と思うかもしれませんが、バレるのです。お世話になった助産院では、検診の際に、ゲルマニウム温浴の後、全身のオイルマッサージを受けることになっています。その際、先生(助産師さん)が頭を触った途端、言い当てられてしまうのです。なかなか守れなかった一つでした。因みに安静の過ごし方として読書をイメージしますが、読書はダメなんだそうです。

妊娠中の守ること 3)ワシワシ歩け。

本当にワシワシ歩いていました。
出産に近づけば近づく程、距離が増えたり、負荷を増やしたり。近所で言えば、林試の森という元林業試験場があった大きな公園を軽く3周とか、目黒不動尊の長い急な階段を上り下りの往復を連続5回とか。もしかしたら、あの時が一番脚力があったかもしれません。
因みに、予定日を3日過ぎた時の先生の指令により“高尾山”を頂上までワシワシ登って、ワシワシ降りて来た翌日の夜中に陣痛が始まり出産した私。

書いてみるとたいしたことはありませんでした :P
カラダを冷やさず、頭を使いすぎず、怠惰にならない、ということでしょうか。
他の動物とは違い、人間だけ9ヶ月もの親になる覚悟をする時間があるということは、ゴルフで言うハンディみたいなものかもしれません。

さらに一人目を妊娠(私は一人だけですが)している期間というのは、一番幸せというか、楽というか、お腹の中の命に対して心を沢山配れる時だと思います。

この妊娠中に私が心に決めたことは、子どもは選んで来てくれるけれど、旅立っていくのだから、その成長をサポートする気持ちでいこう、ということ。

子どもが産まれた時が、親が生まれた時。子育て、子育てと肩に力が入り過ぎるのも仕方のないことですが、親が育てられていると思えばいいのかもしれません。実際、育てられているのは私です;D


※写真は、スリランカにあるキャンディ・スリランカ(仏歯寺)の前に立つ大きな木。妊娠する直前の最後の海外出張の際に訪れ、とても印象に残った場所です。


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