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ステフィンカリー-シューティングの科学(シュートの秘訣)
ウォールストリートジャーナルのコラムニスト、ベンコーエンさんによる記事。
4つ目はステフィンカリーについて、です。
カリーがゲームチャンジャー(あえて、証券会社の用語集から)であることは間違いありません。
大きいこと、身体能力に優れていること。
NBAスーパースターに必要不可欠と言われていた才能を、努力で凌駕してしまったカリーは、日本人にとっても大きな励みになる選手。
ステフィンカリー
ステフィンカリーは、ある面で史上最高のバスケットボール選手であると思います。
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ステフィンカリー-シューティングの科学(WSJの記事より)
ステファン・カリーがMVPを獲るのは間違いないと判断したかのように、アメリカの有力メディア、ウォールストリートジャーナルのベン・コーエン記者が、2014年12月の時点で、Stephen Curry’s Science of Sweet Shooting-How a Nearly Perfect Shot Changes Every Golden State Warriors Game-(ステファン・カリーの、超絶シューティングの科学 -ほぼ完ぺきなショットは、どのようにゴールデンステイトウォリアーズのゲームを変えてしまったか-)と題した記事を載せていました。
大変面白かったので、以下のとおり要約しました。
・まず、ステファン・カリーのプレイを見るということは、NBA史上類を見ないシューターを目撃するということである、と書き始めています。
・カリーのスリーポイントは、他の選手にとってのダンクのようなものであり、彼の(スリーの)ミスこそが驚きである、と。すごい表現ですね。。。
・カリーのシューティング能力は、マイケル・ジョーダンの”意志力”や、レブロン・ジェイムスのフィジカルのように、、、NBAにおける、最も決定的な武器である。
・カリーのキャリアにおけるスリーポイント成功率は、NBAが1979年にスリーポイントラインを導入して以降、3位(下記のとおり、スティーブ・カー、ヒューバート・デイビスに次ぐ)であるが、カリーは若干26歳であり、2000本以上スリーを放っている選手の中では1位である。*カー、デイビスはチームの中心選手ではなく、いわゆるロールプレイヤーでした。
※この、noteへの投稿時点(2025年1月)で、8位まで落ちてしまってはいますが・・・成功させた数が違いすぎる!圧倒的1位!!
・そのスティーブ・カー曰く「カリーは世界最高の、hand-eye coordination(これは訳せません。そのままです。)を持とうとしている。」*スポーツ用語でしばしば用いられます。目と手の(反射的な)協調関係
・もう一人、往年のスリーポイントの名手、レジー・ミラーは、「クイック・リリース。これがカリーをどんなに至近距離でディフェンスしていても意味をなさなくしている。」
・カリーの父親で、自身もNBAでシューターとして活躍したデル・カリー。「親御さんが、あなたの息子のようにシュートするのは、何がカギなのか?と聞いてくるのでこう答える。」「Repetition(反復、繰り返し。要は練習ですね。)。そして、自信を持つこと。」
ここからが、この記事のハイライト
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・カリーのショットはどのように機能しているか。ボールをリリースするまでの時間はわずか0.3秒以内である。
・カリーのシューティングの特質は、そのシャープなアーチ(弧)である。平均的なスリーポイントショットは、最大到達点15.77フィート(4.80メートル)だが、カリーのスリーは平均でその高さが16.23フィート(4.94メートル)である。
・シューティングの研究で有名な、ノアバスケットボールのジョン・カーターは「カリーのショットは数学的にも最適。」と言い、ノアバスケットボールのテクノロジーによると、”リングに対しておよそ45度の角度で吸い込まれていくのが理想的なアングル”。カーターは「素晴らしい技術を持ったシューターは、より高い軌道を使う。」と言います。調査したところ、カリーのゲームでのスリーは、46度ほどの角度でリングに落ちてくる、とのこと。
以上を説明した、素晴らしい図
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・カリーは、型破りな方法でこのショットにたどり着いた。デル・カリーという、NBAのピュアシューターの遺伝を持つにもかかわらず、ステフィンはNCAAバスケットボールにおいて、そこまでのプレイは期待されていなかった。NBAなど完全に問題外。デルは「プレイしたチームの中で、カリーはいつも一番小さな選手だった。だから、彼はその弱点を克服する方法を見つけなければならなかった。」と言っています。
・ステファン・カリーは、高校時代、腰のあたりからシューティングをしていたのですが、お父さんデルは、より大きく、より優れた選手に対応できるよう、矯正する必要があると思っていたそうです。
・そこで、ある夏のオフに、リリースポイントを変えることにフォーカスした。ボールを頭の上に持ってくることにより、ブロックしづらいショットになった。特に、身長が6-3(191センチ)まで伸びた後は。
・カリーは「この時から、ショット(のスタイル)はほぼ同じ。」と言っています。そしてそれは、スリーポイントのみならず、フリースローにも及んだ、と。当然でしょうね。
・ただ、カリーのショットは簡単には真似できない、と。スティーブ・カーは、「それは私に、スコッティ・ピッペンのように跳べと言うようなものだ。」*カリーと同じ191センチのカーは、ダンクが出来ないことで有名でした。。。
・カーが信じる、本当のカギ。それは、カリーの脳が、彼の体と彼のeye-hand coordinationの残りの部分とで相互作用すること。⇒表現が難しいですね。
・カーは45.4%のスリーポイント成功率を残したけども、打ったスリーは1600本以下。カリーは、ドリブルからスリーをクリエイトする、プレイメイカー。もうすでに、(カリーよりも数字上は成功率の高い)カーやヒューバート・デイビスよりも多くのスリーを放っている。
・別の対抗、レイ・アレンはどうか。アレンは7429本スリーを打って、2973本成功。その成功率は40%。
・6年目を終えたカリーが15年プレイしたとしても、アレンを上回るペースではない。がしかし、カリーは6000本以上打って、41%以上の成功率の残す、史上初の選手にになる可能性がある。現状では、誰も4000本以上打って、41%の成功率を残せていない。
・最後に、、、アレンはウォリアーズと契約し、カリーとチームメイトになる可能性があった、と。⇒これが実現していたら、どうなっていたんでしょうね。。。
*ウォールストリートジャーナルの該当記事
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英語
*カリーの”努力についての詳細”
ステフィンカリーのスタッツ
カリーのスタッツを再度。*書き換えます。
NBAで6シーズンを終えて、、、
15シーズンと半分ほどを終えて、、、
416ゲームに出場し、うち410ゲームで先発。
990ゲームに出場し、うち984ゲームで先発。
6604本シュートを打って、3109本成功。成功率47.1%17979本シュートを打って、8344本成功。成功率47.2%(上がってる!!!???)
うち、2704本スリーポイントを打って、1191本成功。成功率44.0%9172本(!!!)スリーポイントを打って、3897本(!!!)成功。成功率42.5%
1450本フリースローを打って、1305本成功。成功率90.0%4240本フリースローを打って、3861本成功。成功率91.1%(上がってる!!!???)
リバウンドは合計1719本で、1ゲーム平均4.1本合計4677本で、1ゲーム平均4.7本(上がってる)
アシストは2866本で、1ゲーム平均6.9本6326本で、1ゲーム平均6.4本
スティールは717本で、1ゲーム平均1.7本
1513本で、1ゲーム平均1.5本
得点は計8714点で、1ゲーム平均20.9点計24446点で、1ゲーム平均24.7点
あらためて。
レブロンは目指せないけど、カリーは目指せる。
あらため。
レブロンよりもカリーの方が目指しやすい。
まず、富永啓生選手が登場しました。
次は・・・
楽しみに待ちたい!!