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子供の緊急時の素人トリアージ:ケガ・骨折編
子供のケガなどの緊急時は、病院に行くのが大鉄則!!
ケータイを見ているくらいなら、早く病院に行って欲しい。
でも、わかっているとはいえ、子供の緊急事態って病院が閉まっている時間におきるもの。
救急病院行く?翌朝まで待つ?で迷ったり、病院の待ち時間すらも心配で、あれこれ調べてしまう気持ち、とってもわかる。
私は自分の子供たちだけでなく、それぞれのスポーツクラブなどでたくさんの子供のケガを見聞きしてきて、気づけば素人判断マイスターになっていた。
先日子供が骨折したが、当たり前に落ち着いた対応ができるようになっていて、自分でも驚いた。
長男の時なら心配でオロオロして、子供をますます不安にさせていただろう。
経験の賜物だ。
子供がケガした時、私はこう判断したよってことを備忘的に書いておく。
最後におすすめの応急処置グッズもご紹介するので最後まで読んでもらえたら嬉しい。
医学知識ゼロの素人がママ経験だけで語るので、参考にされる方は自己責任で。
ケータイ見ているくらいなら、さっさと応急処置して、子供に話しかけて安心させてあげて。
迷うくらいなら早く病院に行って欲しい。
何度も言うけど、これ鉄則。
基本方針
そのケガが重症の場合は、素人が見てもやっぱりおかしい。すぐわかる。
うまく言語化できないが、とにかく異常。
・負傷部位の見た目が異常
・子供の様子が異常(表情、汗、顔色、口数が極端に少ない)
・泣き方が異常
・影を背負っている
※スピリチュアルな事を言いたいわけではないんだけど、ケガ人の周りの空気がちがう。わかるかなぁ?
頭部打撲などの見えない系は本当にわからない。
素人トリアージ:赤
①階段から落下してコンクリートで頭部強打→休日診療脳外科
気を失ったり、嘔吐などの異常はないものの、子供が小さく症状の把握が難しいため受診することにした。
土曜の午後だったので、脳外科を見てくれる休日診療へ行った。
②鉄棒落下で手首グミ→救急車
鉄棒から落下し手をつく。座って休むものの泣き方が異常なので、袖をめくってみたら手首がグニャグニャ。
カンデミーナ(グミ)状態。
夕方17:30と微妙な時間だったため、救急車を呼ぶ。
1番家が近いママに氷を持ってきてもらい、冷やしながら救急車の到着をまつ。
③マット運動で転倒して肘負傷→近所の整形外科→大病院
学校でのケガ。
近所の整形外科で本人と保健室の先生と合流したが、顔色も悪いし震えているし、生あくび、話もしない、背負っている空気が黒く重い。見るからに異常だった。
ちなみに負傷部位の腫れなど、見た目の異常はあまりわからない。
診断の結果、手術が必要な骨折だった。
本人いわく、ケガした時骨が折れる音が聞こえたらしい。そりゃ怖いわ。
素人トリアージ:黄
①跳び箱で腕が自分の足にひかれる→翌日整形外科
体操教室で開脚跳びに失敗し、先生の補助があったものの自分の腕に乗っかる形で負傷。
休憩しに戻ってきた子供の様子が異常。
表情がなく、鼻の頭に汗をかき、顔色がわるく、口数が極端に少ない。
背負っている空気がグレーで少し重い。
見た目の腫れなどはわからない。
夜20:30だったので、翌朝すぐに受診することにした。
とにかく冷やし、雑誌やぬいぐるみ等を使って肘を高く固定。痛み止めを飲んで一晩すごす。
骨折(ヒビ)。
②ハイハイ競走で隣の子に踏まれる→当日中に整形外科
保育園でハイハイ競走中、手の指が友達の膝に踏まれた。
園で冷やしてくれていたものの、夕方お迎えに行く頃には指が2倍くらいに腫れていたので、そのまま受診。骨折。
③遊具から落下して唇を噛み切る→当日中に近所の外科
公園の遊具から落下して自分の唇を噛み切る。
血は止まっていたが、傷口が深くギザギザで、まだ病院が開いてる時間だったのでちょっとした外科も診れる病院へ。
3針縫う。
素人トリアージ:緑
①塀から落下して顎パックリ→応急処置して夜間診療
ブロック塀から落下し顎をぶつけて切る。
血はダバダバ出るし、傷口がギザギザで洗っても砂なども取れてない気がする。
顔なのでなるべく綺麗に治したい。
土曜の夕方のため、休日夜間診療へ。
子供の治療という事で、逃げ腰の医師に若干イラつく。夜間診療で専門外なのはわかるが。
消毒&絆創膏で終了。
ちなみに数日後、別の子がお風呂で転んで顎パックリ。傷口はパックリ綺麗なものの深い気がしたので、前出の逃げ腰医師に教えてもらった通り、絆創膏を傷に垂直に貼って応急処置して夜間診療へ。
消毒&絆創膏で終了。
後から思えば、病院に行かなくても良かったかも。
②自転車にひかれる→当日中に近所の外科
道路に飛び出して自転車と接触。
盛大に転び目の近くを切る。
ヘルメットをかぶっており、頭を打った様子もないが、病院が開いている時間だったので念のため受診。
消毒&絆創膏で終了。
おすすめ応急処置アイテム
①氷嚢
打撲、捻挫、骨折の場合、素人ができる応急処置は冷やす事くらいしかない。
保冷剤じゃ冷たすぎるし、使い捨ての保冷剤(パンチしたら冷えるやつ)では弱すぎる。
氷嚢はちょうど良い冷たさで、しかもタプンと負傷部位にフィットするので準備しておきたい。
②3M ネクスケア ステリストリップ スタンダードスキンクロージャー 皮膚接合用テープ
パックリ系のケガにオススメ。
夫が包丁で指を切った時、子供がスライサーで指を切った時も、普通の絆創膏では血が止まらなかったが、これをキズに対して垂直に貼ればすぐに止血できる。
血が止まらないとドキドキするが、(おでこから流血なんて、顔中血だらけで見てるこちらが卒倒しそうになる)これで止血ができれば、一旦負傷者も周りの人も落ち着きを取り戻せる。
出番は少ないが、一箱あると安心だ。
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番外:大きいぬいぐるみ
腕でも足でも骨折した時に負傷部位を大きなぬいぐるみの上に置くと少し楽。
もちろんクッションや枕でいいのだが、ぬいぐるみがほっこりと子供の気持ちも癒してくれた。
ありがとうプーさん、イルカさん。
まとめ
上記の例のうち1件は一緒に遊んでいたお友達のケースだが、他は全てウチの子達の体験だ。
思い返せば、書ききれないほどたくさんのケガを見てきた。
活動量の多い子供にケガはつきものだが、大事にならないよう、そばにいる大人は適切な素人判断をして速やかにプロへとバトンタッチしたい。
なるべく落ち着いて行動して、まずは痛がる子供を少しでも安心させてあげたいものだ。
内心、心臓バクバクだけどね。
そして、ある程度子供が大きい場合、ケガの処置が一通り済んだら、この出来事がホットなうちに緊急時の対応や応急処置などについて話をすることをおすすめする。
公園や部活など、大人がいないところでケガ人がでることもあるので、年相応の最低限の知恵をつけておいてほしいものだ。