【土偶が楽しい】 『元屋敷・シン・土偶図鑑』 ハ~ト、山形、遮光器、結髪といろいろな土偶大集合!! 縄文土偶1000年の移り変わりが分かる。君も今から土偶博士だ!!
新潟県最北の村上市、そこにある奥三面遺跡群の元屋敷遺跡からは県内最多である212個体の土偶が出土しました。
この図鑑では、元屋敷遺跡出土土偶を100点ほど厳選して掲載しました。
元屋敷遺跡出土の土偶は、縄文時代後期~晩期(約4000~3000年前)のものでした。ハート形土偶、山形土偶、遮光器土偶、結髪土偶といった土偶が新潟県最北の山の中で熟成され、脈々と受け継がれること、1000年です。元屋敷遺跡の始まりから終わりまで縄文人によりそった土偶。
元屋敷遺跡の土偶は、配石遺構から、竪穴住居内から、穴から、土器捨て場からといろいろな場所から出土しました。遺跡内ですが、離れた場所で出土したものが接合した土偶もありました。土偶の壊れ方も時期、タイプでそれぞれ異なることも分かりました。壊れた部分にアスファルトで接着した土偶もあります。
元屋敷遺跡での土偶の過ごし方にせまる図鑑です。
では、さっそく、元屋敷の土偶に会いに行きましょう。
土偶とは。。。
土偶とは、その言葉の意味から見ていきましょう。
土偶は、縄文時代につくられた人の形をした土製品のことです。
縄文人の思想をもとにして、頭、手足、胴体といった人体を模していて、人面が表現されている粘土を焼いてつくった人形です。乳房、妊娠時のようなふくらんだお腹、おしりの表現などから女性的な特徴があることがわかります。
また、縄文時代というのも重要です。古墳時代に作られた土人形は埴輪です。また、弥生時代では、壺に顔が表現されたり、顔のみを表現した土製品になり、手足は省略される傾向にあります。
つまり、土偶とは。。。
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