【縄文の里・秋の企画展図録】 学校にあるお宝Ⅱ ~昔から引き継がれてきたもの~
学校にあるお宝Ⅱ
~昔から引き継がれたもの~
当企画展は、令和4年10月8日(土)から11月27日(日)までの期間に開催いたしました。
タイトルにあるように、新潟県村上市の市内小・中学校が所蔵している絵画、書、彫刻などの美術品を展示しています。
小・中学校の校長室や玄関先、体育館、美術室などに何気なく飾られていたものが、実は、郷土のお宝であり、母校、近隣の学校で、子供たちを静かに見守っていたのです。
当たり前に近くにありすぎて、その価値に気づかないことってありますよね。ここでの展示を新たに観てもらい、そんな思い出や、知らず知らずの内に磨かれた感性を掘り起こしてもらいたいと存じます。
もちろん、村上市以外、今回の学校出身者以外の方にも、村上市の小中学校が所蔵する一級の美術品をご堪能いただき、村上市の歴史・文化に深く触れていただければ、幸甚にございます。
展示するにあたって
村上市内では、令和2年度までに小・中学校の統合が行われて、現在、小学校が13校、中学校が7校の合計20校があります。
市内の各学校には、昔から引き継がれてきたものや寄贈されたものなど、お宝が多くあります。
令和2年に行われた前回の企画展では、明治から昭和初期にかけてのものを中心に展示しました。今回は、前回の企画展では、まだ展示されなかったものや、有名人の残したものを展示しています。
展示にあたって、詳しい由来が分かった書画がありました。しかし、未だに由来が明確ではない書、統合され廃校になった学校の所蔵品などがあります。この展示を通して、出身学校の思い出や地元の自慢がつまっているだけでなく、地域の歴史や文化伝承などの話題として広がってくれることを願っています。
長谷部権次呂作「瀬波の風景」
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