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『101回目のコロ騒ぎ』  第三話 「ペナル亭」の陰謀とハルマの死

「トラブリュー製薬」は、あの噂の不老薬
『ドレミノソマチド』でも有名な会社だった。

そして、製薬会社としては規模の小さかった
大笑(たいしょう)製薬は、
最大手企業の「トラブリュー製薬」からは邪魔な
存在でもあった。

その大笑(たいしょう)製薬が満を持して特許申請した
新感染「ア感冒」の治療薬、「オミクロンC」が
「トラブリュー製薬」の標的になった。
なんと特許庁の受付担当が「トラブリュー製薬」に
買収されていたのだった・・・
案の定、大笑製薬が申請した特許は、
「トラブリュー製薬」に横流しされ、
大笑製薬は全ての権利も利権も失った。

愕然とするヨウスケとテツオ・・・
製薬会社の利権の背後に、巨大な組織があるのでは・・・
二人は極秘に情報を集め、「秘密喫茶・ペナル亭」の
存在を知る。
そして、ハルマも「秘密喫茶・ペナル亭」の
秘密を知った可能性があるのでは・・・という情報も
入手した二人は、未亡人となったアツコに
手紙を送った。

その数日後、手紙を受け取ったアツコ。
ハルマの自殺を疑っていたアツコは、
ヨウスケからの手紙に何かを感じ、
「会って話を聞きたい」という旨の手紙を送った。

その1ヶ月後、テツオとヨウスケは
アツコとリツコが暮らす家を訪れた。
 手土産として、
  万能薬 ソンタック
  ダメージ回復剤 はひふへ~ホイミ
  スーパーエナジードリンク コロナミンZ
 を携えて。

リビングに通されたテツオとヨウスケ。
二人は独自調査した内容を
アツコとリツコに話しだした。

すると、リツコとテツオのオーラ(波動)が
突然スパークした。二人の魂が共振したことで
忘れていた前世の記憶、スターシードとしての
DNAが覚醒した瞬間だった。
リツコとテツオの目が青く輝き、
その愛の波動が辺りに広がっていった。
「全て思い出した」
テツオとリツコは同時につぶやいた。


・・・と、そこに、ハルマの遺族を取材する
突撃レポーターが訪れた。

    ~ つづく ~

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