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あなたの子どもに音楽をやらせたいなら

みなさんごきげんよう。じゅーるです。

みなさんは幼少期、何か楽器を習っていたりしましたか?

私は4歳からピアノをやっていましたが、当時男の子でピアノをやっている人はほとんどいおらず、正直それがコンプレックスでした。

きっと親も良かれと思って習わせたりするんでしょうが、私は自分の意志で始めたわけではありません。

ですがそんな私の意志とは真逆に親はプロのピアニストを目指してほしいという気持ちがあったようです。

実際当時は将来このままピアニストを目指すことになるんだろうなという気持ちがあり、親の言われた通り一日のスケジュールの大半はピアノを練習していました。

ほとんどの家庭ではとりあえず習わせたいという気持ちの方が大半だとは思いますが、どうせやるならプロを目指してほしいという気持ちの親も少なくはないように思えます。

なぜなら今でさえ最近「○○はじめたんだよねー!」というと

「・・・で?なにを目指してるの?笑」

と言われたりする風潮がありますから。

でもそんなこと気にしなくていいんです。
何かを始めたからって何者かになろうとしなくてもいいんです。

私は高校生の時点でピアノをやめることになりました。
一日の大半をピアノに費やしてきたわけですから、ものすごい世界が自由に感じました。

ピアノを習うというのは正直ものすごくお金がかかると思います。ピアノでさえ最低40万円ほどしますし、月謝だって毎月5千円します。

そのうえ子供は遊びたいのでピアノなんかやりません。めちゃくちゃお金払ってるのにですよ!?!?!?

もしそこで叱ろうとするもんならピアノが嫌な存在になりますし、親御さんもストレスがかかります。

「じゃあ安く済ませよう」と安物の電子ピアノを買ったりすればピアノは上達しません。これは実際のピアノとの打鍵間が全く異なるものだからです。

じゃあどうすればいいんでしょう・・・?


ピアノは子供が「やりたい」と言ったらやらせましょう。
そして優しいピアノ教室で周りと刺激しあえる環境を用意し、教室に通えば必然とピアノの発表会をすることになるのでそこで実力を少しずつ伸ばしていきます。

もしここで頑張れる子であることが分かったのなら、先生と子供とよく相談しこのタイミングでプロを目指しましょう。

どんなに親御さんが「この子プロの才能があるんでは!?」と思っても自分では判断しないようにしましょう。

私みたいな中途半端に上手くなると、ある種呪縛がかかったような人生を歩むことになります。

将来ピアニストを目指すならば音楽大学に行くことは必須です。これは幼少期とは比べ物にならないくらいお金がかかります。

当然近所付き合いもあると思いますので、近所迷惑のことを考えるとピアノができる時間帯も決まってきます。そうなると必然的に学校から帰ったらすぐピアノをしなくてはなりません。

そうです。友達と遊ぶ時間を大幅に削ることになります。

ピアノなど、楽器全般は一日でもやらない日を作ってし合えば取り返すのに3日かかると言われています。

これは頭ではなく体で指使いを覚えることが影響しております。
プロを目指すなら一日最低でも3時間は欲しいでしょう。より競争率の激しい楽器でありますのでコンクールで勝ちたいならそうするべきです。

また勉強も同時に頑張らせなければいけません。
何か一つだけ特技があると、子供はそれだけで道を進もうと考えてしまいます。

逆にそれが上手くいかなければ、ほかの道がないにも関わらず変にあきらめることもできません。

どうでしょうか・・・?子供に楽器をやらせたいですか?

私は・・・ピアノはやってよかったと思います。
現時点で作曲を趣味やお仕事にできています。

「ピアノ」や「ギター」ですとかなり作曲に役立ちます。

もちろん作曲は作曲の勉強が必要ですが、今でこそ音楽がネットではやる時代になり、「こんな曲自分にもできたらいいな」と考えたりもします。

そんなときピアノをやっているとかなり早いです。

結論何が言いたいかというと、楽器をやらせると何かとプロを目指そうとしてしまいます。子供だけではなく親がそうなってしまうんです。

お金もかかりますしね。プロを目指すなら子供の判断に委ねましょう。そして楽器をやるということは、道がその楽器のプロだけではないということを親が示してください。

そうでなければ子供は私のように呪縛にかかった人生を送ることになります。

正直私は子供のころピアノをやっていなければもっと友達と遊べたのになと思っていますが、同時にピアノをやっていなければ会社で今でもせこせこ働いていたと思います。

ということで、少しでも子供に示す未来への考え方が変わったならば幸いです。

ということでほなまた!

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