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中国旅行の思い出 東北地方 旧満州国の痕跡 1999年(記事19)

前回から少し間が空きましたが、1999年冬に中国東北地方を旅行した時の写真です。

まずは遼寧省の省都から瀋陽駅です。

分かりにくいですが、左の塔の上に戦車の模型がありました。
東北地方は旧満州国が存在した地で、瀋陽駅周辺でも1945年8月にソ連軍と日本軍が戦いました。この塔は犠牲になったソ連兵を記念するために建てられたものです(今は別の場所に移されたようです)。

写真の右側が影になっているのは、手袋が映り込んだからです。寒い東北ではいつも分厚い手袋をしていました。映り込みに気がつかないのは、フィルム写真時代ならではのハプニングです。

次は瀋陽だったか長春だったか、よく覚えていません。トロリーバス(電線からとった電気で動くバス)です。

強風で電線から集電装置がはずれてしまったため、2人が後ろで直していました。

次は吉林省の省都・長春市からです。
日本の天守閣のような建物は、かつて関東軍が司令部にしていた場所で、現在は吉林省委員会が使っています。

人によって感じ方は様々だと思いますが、私は「趣味わるい」と思いました。中国の景観を損ねる痛々しい建物、という印象です。

ついでに補足です。
吉林省には吉林市がありますが、省都は長春です。長春は満州国時代の首都・新京だったので、この他にも日本風の建物が点在していました。

以下4枚は黒龍江省革命博物館の写真です。

春節(旧正月)前後だったため、博物館は閉まっていましたが、周りに戦車等が展示されていました。

最後はぐるっと戻って瀋陽の街です。

瀋陽には3日ほど滞在したはずですが、ひたすら風が強く、どんよりしていた印象です。
いずれ家族とまた行きたいです。

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サノマ(中国生活をつづったり、写真・画像を整理するノート)
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