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はじめてのnoteで焦る 

戦国時代ならとっくに死んでる年齢になった。
「20代までは何でも許してもらえたけど、30代になったら全部許されなくなったよねー」と30過ぎてからぼやいていたのを思い出す。
「『訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥』って言いますけどね、もはやこの年齢になれば『訊いたら一生の恥』なんすよ、うぅ」と呻いていた40代の日々を思い出す。

結局、30代、40代を経て今に至っても頭の中はちょうど中学生くらいで止まっているのだ。どうしよう。焦る。

年を取ったら人徳やら思慮深さやら一般常識やら知識と教養やらが自動的に身に付くシステムではなかったのか、人生は。どうしよう。もうすぐ50代なのに何も身についていない。困る。

やなせたかしさんのエッセイ『ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか』に「こんな女はイヤだ9項目」みたいな章があり(第4章 男の子・女の子「現代の女性に求める9の反省」)、おお、アンパンマンのやなせさんはどんな女がキライなのかしらんと読んでみると、9項目中7項目がズバリと自分に当てはまった。

やなせさんと来世、来来世で出会うことがあっても、私は嫌われる可能性が著しく高いということだ。

ただ、女に関して言うてることはやなせさんと美輪明宏さんがほぼ同じ(キレッッッッキレ)、という興味深い類似点を見つけられたのは良かった。
30代の頃愛読しいつもそばに置いていた美輪さんのエッセイ『乙女の教室』によれば、
「みっともないことはしない。言わない。聞かない。それが乙女です」

このままでは私は美輪さんにも嫌われるような気がする。焦る。


参考
やなせたかし『ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか』PHP研究所(2022)
美輪明宏『乙女の教室』集英社(2008)


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