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劇団☆新感線いのうえ歌舞伎「バサラオ」大千穐楽でやっぱり焦る
ついにこの日を迎えたバサラオ大千穐楽。フェスティバルホール2回目の経験となる、3階最後列の席である。もう自分の引きの強さ(弱さ)に驚きが止まらない。もちろん、貴重なこの日に観劇できることには感謝しかない、嬉しくて死にそう。しかし、しかしだよ、最後列を2回も引く確率って、滅多にないものではないか!「カイリ様からお煎餅手渡しでもらっちゃいました♡いい匂いしました♡」とか言いたかったわー!
いや、そんな贅沢を言ってはいけない。思い起こせば、8月2日の博多座千穐楽は3階最後列よりさらに後ろの立ち見席だった。大阪フェスティバルホールでは見事1列前進したことになる。少なくとも今回は座って観られる、やったね。たったの2カ月ちょっとで立派に進化しているではないか、自分。このペースで順調に前進すれば、数年後には最前列の神席も夢ではないかもしれない。
余談だがうちのJC娘は、日常生活で徳を積んで良席を手に入れようとするヲタクの鑑のような毎日を送っており、学校でもさり気なくゴミを拾ったり(さり気なく、が大事)、率先して先生の仕事を手伝ったり(あくまでも自然に)、人の嫌がる仕事を進んで引き受けたり(恩着せがましい態度は厳禁)、無理のない範囲でサスティナブルな善行に努めている。
ちなみに、徳を積んだお陰で、先日の娘の推しのコンサートはなんと3階席最前列だった。すごいじゃん!最前!3階だけど!
「列だけでなく、階層も意識しながら徳を積むべきだった、失敗した」と娘は反省を口にしていたが、お陰で学校の通知表は「自主性、積極性」が常にAである。真摯なオタクの情熱は内申点をも向上させる。良かった良かった。
さて、待ちに待った大千穐楽、3階最後列から見て感じたのは、もう最後だからとことん隅々まで楽しんでやれぃ!と言わんばかりの観客の前のめりな気迫である。開演前から手拍子が始まり、劇中の歌唱前後、歌唱中にも盛大な拍手に手拍子で盛り上がり、カコ様替え歌リサイタルやナガスケさん愛欲劇場、ゴノミカド不意打ちのアドリブにもニッコニコで大きな拍手。扇子振る人も多かった。なんていうか、ステージを観られるのも嬉しいけど、客席の皆さんの盛り上がりを眺めて一緒に熱量を感じられるのも嬉しいよ、素晴らしい光景をありがとう…と一観客の分際でまるで演者サイドのような感無量な気分になった。
あまりにも感無量過ぎて、我が麗しのヒュウガ様とカイリ様が、8年前のトシちゃんと京ちゃんになって歌唱してる場面にも気づかなかった。一体何やってた、私は何をやってたんだ!確かキタタカ様をオペラグラスで熱心に追っていたような気がする!だって好きだからさ、アクスタも買ったし!しかしそもそも目が足りないもんね!配信助かる!
そういうわけで、帰宅後に早速配信でカテコのあれやこれやを確認したが、本当に私は現場で何を目撃したんだろうと分からなくなるほど記憶がない。トイレにでも行ってたんだろうか。こう、ブワァーッとなってグワーってしてギャーッとなったのは確かに覚えているのだが。
そして煎餅撒きながら舌ペロしたカイリ様。あの時本当に私はカイリ様と同じフェスティバルホールの空間にいたのだろうか。完っっっっっ全に見逃していた。ところで舌ペロカイリ様の周辺にいらっしゃった方々は、未だご存命なのかその安否が案じられるが、お元気ですか。よく「推しに生かされてます♡」とは言うけれど、私は推しに殺されそうな危険と背中合わせで生きている。やー、殺傷能力高いよな、カイリ様…
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さて、バサラの宴の終焉と共に、私の推し活もひとまず終了かと思っていたが、どうもおかしい…やはりカイリ様の中の人が気になってしょうがない。
わたるんとかまーくんとか山ぴょんとかゴンさんとか浅羽社長とか椎名くんとか羽根岡先生とか太郎くんとか(有名どころは)けっこう履修済みなのに…
ついにカイリ様をきっかけに、あの足がつかないほど深いとか、素人が軽率にハマると身を滅ぼすとか噂の「中村倫也沼」に身を投じてしまったのか。焦る。