トーハクで女装を探してきたよ10月号
トーハクで主に江戸時代の女装っ子を探し続けてます。
主戦場は浮世絵コーナーなのですが、なぜか夏以降、女装(当noteでは若衆は女装認定)を描いた作品が激減していました。
10月のテーマは「八景ものと歌川広重」。これはまた女装無いだろうなぁと思っていたところ、
ありました!
割と唐突に!
女装的な若衆(右)と、ノンケの女性(左)が仲良くしてるシーン。かわいいキャラ造形の鈴木春信です。鈴木春信は、男女関係を色っぽく描かずに、サラッとした男女の友情を感じさせるので、好きです。
こちらも鈴木春信。これはかわいい若衆。
江戸の女装絵は、基本的には、歌舞伎の女役。
とは言え、カッコいい立役(男役)がメインですが、こちらは、女方がかなりの数と良いポジションを占めています。
これはモノクロ版。
女装にピッタリ寒山拾得
隣の特別室では寒山拾得をテーマにした展示が行われています。寒山と拾得は、古代中国の変なおじさん二人組という男性キャラなので、下の絵は女装ということになります。
京都で人気の歌舞伎の女方二人が江戸にやってきた、の絵です。
こっちは、女装というか、大坂の人気の遊女がコスプレをして街をパレードした一幕のようですから、正確には、男装となるのでしょうか。柳川重信という作者の「大坂新町ねりもの」シリーズ。
今月は、女装多めでした!来月も楽しみにしてます。