トーハクで女装を探してきたよ11月号
トーハクが女装で溢れてます!
先月に続いて、11月はいまだかつてないほど、女装や男の娘がたくさん出ていました。ありがとう!トーハク!
と言いながら、まずご紹介したいのは、こちら!初音ミク!
初音ミクがアピールして、1500万円の修理費用を集めていて、ワタシもけっこう(コインだけどな)、浄財を投入した尾形光琳の手描き!の着物「冬木小袖」が修理を終えて初公開されているんです。
さて、今月の浮世絵コーナーですが、まず一番のいいポジションの手描き浮世絵が女装です。
去年の11月も出てましたので、去年のnoteからコピペしますが、
刀を差して、剃ったオデコを隠す帽子を被っていて、完全な女装です。美少年系の若衆とは完全に違う女装っ子です。で、彼女が向かう先が、ハッテン場なのですが、相手の男が完全に寝待ち(女装やゲイのハッテン場で受け身で待ってることを言う)なんですね!女装と純男それぞれにマネージャーみたいなのがいるので、セレブハッテン!
手描きコーナーは対面した壁にもあって、それがこれなんだけど、遊女についてる子供の禿(かむろ)が、文字通り禿なので、ビックリした。これは、坊主頭だから、小さい男の子なのかな?
ちな、今月のテーマは「古典物語と浮世絵」。
源氏物語とかの古典には、さすがに女装がたくさん出ることはないのですが、そこは女装大好き江戸時代においては、なんでも女装・男の娘(当noteでは若衆も女装認定しています)や女体化してしまうスキル「見立て」を発動しまくっています。
こちらは光源氏の男の娘化
六歌仙の小野小町ではなく、男の文屋康秀が女体化されていました。
ここから下は鈴木春信ですが、3つ並べると、男の娘が純女と運命の出会いをして、その後、結ばれ、家族を持つというストーリーを勝手に作れました。どうです?
ちなみに、現代でも、上のように、女装が女装として、女性とお付き合いや結婚して、子供を持つ人も、けっこうな割合で存在します。
次の下の絵は、どういうお店でしょか?中央の人は髪形から女装と見られ、まわりの女みたいに見えるのもよく見ると、みな女装のようです。
江戸時代の女装サロンでしょうか?