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アルメニア一人旅🇦🇲1アララト山と犬たちに会える街エレバン

りこが2024年の12月中旬にアルメニアを旅したときの記録です。
狼系クリスチャンの徘徊先、バンコクからお届けします。

関空から破格航空券でエレバンへ。北京とウルムチで乗り継ぎ

今回アルメニアに来たのは航空券が安かったからです。

関西空港からエレバン行きの中国南方航空の片道航空券を購入しました。

値段は32,200円で、関空から東京やバンコクなどに行くよりもはるかに安い金額。

日本人がビザなしで中国にまた渡航できるようになったため北京大興空港近くの宿に一泊しました。

北京よりもさらに寒いウルムチ。外は氷点下です。
ウルムチ観光後にトビリシに行くのも面白いかもしれません

獣臭と煙草臭の街

現地時間午後10時過ぎにエレバン空港に到着しました。

パスポートを片手に空港の入国審査に並んでいると突然「チャイナ!」と叫んできた輩が目の前に。

日本のパスポートを見せつけられた輩は「あ、ジャパン…」とつぶやき退散。

りこの背後にいた薄汚い中年が「トーキョー、ジャポネ」という単語と共に大声のアルメニア語でまくしたてます。

どう聞いてもりこに対する悪口です。

「日本人はここに並ぶなって言いたいの?」と振り向きざまに英語で聞くと、「オーケー、ジャパン、アルメニア、good」と親指を立てながら中年豚野郎が稚拙な回答をします。

これは序章にすぎず、この後アルメニア及びその周辺国の人種差別者に数えきれないほどでくわします。

アルメニアにいる全員が無礼ではありません。
むしろ真っ当なアルメニア人や隣国の人はたくさんいます。
けれど程度の低い頭のおかしい連中が目立ち、総合的に民度は低い。

例えば銀座とか新宿で赤の他人がいきなり大声であなたに悪口を言ってきたり、あなたの国籍を勝手に決めつけて侮辱してきたとしたら、そいつは頭がおかしい奴と思うはず。

バカの一つ覚えとはよく言いますが、差別用語の種類もさほど多くないことが差別する連中の知的水準の低さを物語ります。

アルメニア人は絶壁頭や直毛の黒髪が多く、後ろから見るとアジア人みたいな人が割といます。

どう見てもアジア人の血が混ざっているようにしか見えない顔つきのアルメニア人もかなりいます。

身長162cm(正確には163cmに近い)の狼系クリスチャン・りこより背が低いアルメニア人の成人男女も多い。

一体何の根拠があって奴らが一生懸命アジア人をバカにするのか理解できません。

差別用語を言われたら"shame on you!"と大声で言い返したり中指を立てるなど、自分もアルメニアにいる間に行動を変えました。

言論で解決できるのならとっくに差別問題は解決しているはず。

「大人の対応」は無意味どころか逆効果。
何せ相手は知能も衛生観念も豚以下の連中だから。

Yandexでタクシーを呼び空港近くの宿に到着。
深夜にも関わらずアルメニア人女性が気さくに出迎えてくれた。
宿の外観は一見長屋のようでも、リビングとベッドルームが別になった広々とした部屋。
難癖をつけられないようにミニバー未使用の証拠写真を撮ったけれど杞憂に終わった

民度が低いとさんざんこき下ろしてますが、アルメニアの治安はかなり良いです。

香水で誤魔化された酸味を帯びた獣臭と煙草臭がエレバンの街中に充満してます。

変な奴らは大声でわめくだけ。
物理的に暴れるニンゲンは見かけませんでした。

意外と安くないエレバンの物価、というか日本の物が低価格高品質

宿の居心地が良かったので連泊しました
最上階の三階の部屋にはカーテンがない。
エレベーターもない。
日の出は午前8時くらいで日中は氷点下。
換気をしたくても煙草の煙から逃げられない。
宿の手作り朝食はとてもおいしかった

おそらく現地のパートナーと常に一緒に行動しているアジア人は差別されることがなさそうと、宿のにこやかな中国人経営者とお話しているうちに察しました。

家賃が高いエレバンでも、探せば一泊4、5千円前後の宿はたくさんあります。

カルフール以外のスーパーマーケットにも行きましたが、輸入品が大半。

パンは比較的に安いですが、全体的な物価が特段安いとは言い難いです。

バリでもダナンでも、日本より物価が安いとは必ずしも言えなくなりました。

今では日本の方が全体的な価格が圧倒的に安いし品質も高いです。

洗濯と乾燥にそれぞれ2000ドラム。
乾燥は一回で足りなかったので二回乾燥機を動かした。
洗濯と乾燥の合計日本円で約2400円。
シンガポールよりも高いコインランドリー
を使ってもどことなく洗濯後に残る獣臭と煙草臭
ミニチュアダックスフンドのような小型犬は街中で見かけなかった。とにかく犬が平均的に大きい。
この写真の犬の二倍ほどの大きさの仔馬のような犬もいた


暖房なし、停電と断水、温かいおもてなし

三泊で9,948円の宿。
窓の下にある暖房器具で寒さをしのぐ

次の宿は予め三泊分予約していました。
宿の経営者は、りこが英語で話しかけると"English!"と大声で言います。

するとどこからともなくインド人スタッフたちが登場し、通訳をしてくれます。

経営者自らがりこの部屋の暖房器具に熱湯を入れて部屋を暖かくしてくれました。

不思議ですがその経営者は亡くなった祖父に雰囲気がそっくり。

経営者はこれで大丈夫というように暖房器具に手を当ててにっこりしました。

珍しい形の湯沸器の使い方を教えてくれたりホテル内のカフェを案内してくれたりと、一見気難しそうな経営者は実は英語も話すとても親しみやすい方でした。

インド人スタッフの方々も大変親切で、滞在中に色々お話させていただきました。

日中にいきなり停電だけでなく水も止まったことがあります。

手を洗っている最中に断水したため、いたしかたなく泡だらけの手でペットボトルを開けミネラルウォーターで手を洗い流します。

インド人スタッフの方に聞いたところ、アルメニアでは頻繁に停電や断水が起こるようです。

インド人スタッフの方々はアルメニアがとても気に入っているようで、差別にも遭っていないとのことでした。

こちらの宿の近くのケバブ屋さんの経営者も非常に優しい方でした。

日本のヤクザ映画が大好きなようで、北野武監督の作品を熱烈に語る知的な経営者はジョージア出身で日本語も少し話します。

お店の忙しい合間を縫って色々りこに話しかけてくれて、ジョージアのことや日本のことをお話して楽しい時間を過ごすことができました。

鶏肉のハンバーグとビーツのサラダの合計1500ドラム。
おまけでパンもついてきました
連日通わせていただきました。
身も心も温かくなるようなお料理で狼系クリスチャンも大満足


美しすぎるアララト山と愛くるしい犬たち

サングラスを外し肉眼で見たアララト山と雲の美しさに心を洗われる

宿の近くからもアララト山は見えますが、Cascade complexからの眺めを見るために宿から一時間ほどエレバンの街を歩きます。

海外の野犬を無条件に怖いと言う人がいるけれど、全然怖くないどころか人畜無害。
犬はニンゲンと違って余計なことを言わないし無闇に吠えたりなんかしない
まばたきした顔もかわいらしい犬
いよいよCascade complexに到着!
Casacade complexの階段を登り終えた瞬間
階段を登り終えて振り返るとノアの方舟で有名なアララト山!
はっきりした姿は見えなくてもその存在感は絶大。
写真より肉眼の方が遥かに綺麗に見えました。
心なしかここだけ空気も綺麗

ノアの方舟がたどり着いたアララト山をこの目で見ることができて本当に嬉しいです。

数千年前に生きたノアに想いをめぐらせ、アララト山の美しい姿を心に刻みます。

最後まで読んでくれてありがとうございます!

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