【デッキ紹介】救世三剣【白き森×アラヒメの御巫】
はじめに
アラヒメの御巫のデッキを組みたい
御巫のデッキを組もうと思ったことがある人は多いかと思いますが、それと同時に「アラヒメがデッキに入らねぇ…」だとか、「アラヒメをなんとなくデッキに入れているけどしっくりこない…」と感じた人も多いかと思います
それでもイラストが可愛い上にフゥリを曇らせた結果生まれた存在であるアラヒメの御巫に、一種のエモさを感じたデュエリストも多く居るかと思います(かく言う僕もその一人です)
アラヒメの御巫の使いづらさ自体に対して逆に浪漫を感じた僕は、初動価格から大暴落していたアラヒメの御巫の25thをポチっていたものの、長期間放置していました…
…が、常に頭の片隅にあったこのカードのデッキがついにある程度形になったため、デッキ紹介の記事を書くことにしました
アラヒメの使い道の考察
皆さんご存じの通り、アラヒメの御巫は扱い方に難儀するカードです
というのも、召喚して反射するだけなら自身で召喚可能なオオヒメで十分ですし、アラヒメ固有の”手札/墓地から任意のモンスターに装備しバウンスできる”という効果もエンドフェイズとタイミングが遅く、また相手ターンにも使用できないなど、とにかく融通が利きません
つまり、このカードを活かすにはアラヒメの効果自体はそこまでアテにせず”このカードの効果によって起きることに着目”し、”ロングゲームを前提としたデッキ構築”が必要だというように考えました
アラヒメによって起きること
モンスターのバウンス
シンプルに相手モンスターをバウンスして除去するのも良いですし、場に残るタイプの自身の初動モンスターなどをセルフバウンスして使いまわすことが考えられます
今回のデッキではある程度のロングゲームを想定しているため、基本的には相手のバウンスを中心として、セルフバウンス面ではレッド・デーモンズ・ドラゴンの再利用の用途に留めています
セルフバウンスは魔法罠だと嬉しいカードが多いですが、モンスターとなると結構難しいと思うので、ここは研究の価値があるかと思います
手札コストの供給
アラヒメの装備効果は手札だけではなく墓地でも使用できる上に装備したモンスターと自身を戻す効果なので、見方によっては”毎ターン手札に供給される手札コスト”として活用することが出来ます
光属性なので銀河戦士の召喚コストだったり、同カテゴリのアラヒメのサーチ後のコストとして使用できます
装備カードとしての使用
アラヒメは装備カードとして装備されるため、”装備された時の効果”を起動できます
今回は焔聖騎士帝シャルルおよび、シャルル大帝をエースとして設定し、”装備されたときに場のカードを破壊できる効果”を狙っていくことにしました
イラストもカッコいいしね
魔法カードのコストとしての使用
装備状態のアラヒメは装備魔法扱いなため、”場の魔法をコストに使用するカード”のコストになることができます
【白き森】のテーマがその特性を持っているため、そちらとあわせることにしました
【白き森】は一度回れば継続的に妨害を撃っていけるので、ロングゲーム部分も同時に担当してもらいます
ちなみにシャルルも装備魔法をコストに魔法罠を無効化する効果を持っているため、そちらのコストとしても気軽に使っていけます
以上の内容で、アラヒメと相性が良さそうなカードに検討がついたので、あとはそれらを悪魔合体させます
デッキレシピ
デッキの終着点
シャルル大帝の降臨
まず最初にこのデッキが目指す終着点を説明します
焔聖騎士帝シャルルにアラヒメの御巫を装備してリリースすることでシャルル大帝をL召喚します
相手のターンはアラヒメなどの装備カードをコストに魔法罠を1度無効化し、自分のターンはアラヒメを装備させることで除去を狙いに行きます
前述の通りアラヒメの御巫が”自分のターン毎にカードを装備することが出来る点”に着目して、相性の良いシャルルをエースモンスターに据えました
また、シャルル自身に必ずしも装備する必要はないため、シャルルの装備時の効果で破壊+エンドのアラヒメのバウンスといったように、アラヒメ1枚で2枚の除去が視野に入るのも好都合でした
エースモンスター召喚までの準備
アラヒメの御巫を墓地に用意する
アラヒメの御巫は墓地に他の御巫カードがあれば起動効果で毎ターン装備し、装備モンスターと自身をエンドフェイズにバウンスすることが出来ます
このデッキではオオヒメの御巫を絡めたランク6のベアトリーチェを使用することで、墓地にアラヒメと迷わし鳥を落とします
ランク6を組むためのオオヒメの相方は、宣告者の神巫か、白き森のレベル6シンクロモンスターです
宣告者の神巫は1枚初動でオオヒメを含むランク6の召喚が可能です
神巫召喚>虹光の宣告者を墓地に自身をレベル6>オオヒメをサーチと繋げられるからです
白き森のレベル6シンクロモンスターは場に置いておいても妨害にはなりませんが、墓地のシルヴィ/ルシアの蘇生のコストとして、場や墓地からEXデッキに戻し、わざわいなりで再びシンクロ召喚したり、墓地のリゼットが手札に帰ってくるなど、リソースを循環させるために場か”墓地”に必要なカードになります
つまり何が言いたいかというと、”白き森のレベル6シンクロモンスターたちは、維持する必要が無いためベアトにしてしまってOK”ということです
焔聖騎士帝シャルルの召喚方法
シャルルの出し方は2パターン用意しています
シンクロ召喚と、真竜機兵ダースメタトロンからの召喚の二つです
シンクロ召喚について
白き森のシルヴィ/ルシアは墓地から簡単に蘇生できるレベル4チューナーです
このデッキではレベル9のシャルルを上記チューナーを合わせてシンクロ召喚するために、銀河戦士を採用しています
銀河戦士にはシンクロ素材の他、別の役割も用意しています
真竜機兵ダースメタトロンの出し方
ダースメタトロンが手札に居れば、”ランク4を組むだけで”召喚の準備が完了します
▽ダースメタトロンの召喚手順
・レベル4を2体で銀河光子竜をエクシーズ召喚
・銀河光子竜の効果で銀河百式をサーチ
・銀河百式でフォトン・エンペラーを墓地へ
・銀河光子竜が居るのでフォトン・エンペラーが自己蘇生
・フォトン・エンペラーで増えた光属性の召喚権を使って、銀河光子竜、フォトン・エンペラー、銀河百式の3枚のリリースしてダースメタトロンを召喚
この時にエンペラーを素引きしている場合はこのルートを使えないため、銀河光子竜でサーチするのを銀河百式ではなく、銀河戦士にすることで
銀河戦士の召喚コストにエンペラーを捨てて自己蘇生することで、場に銀河光子竜、銀河戦士、エンペラーの3枚が並ぶため、同様にダースメタトロンを出すことが出来ます
これが銀河戦士のもう一つの役割です
また、この方法で召喚したダースメタトロンは魔法耐性を持ちませんが、ダースメタトロンはシャルルを出すための前座なので、大きな問題はありません
ダースメタトロンのサーチ方法
ダースメタトロンのサーチはドラゴニックDを使用します
そのドラゴニックDをサーチする手段は2ステップで、
・ドラゴニックDをベアトリーチェで落とす
・白き森の妖魔ディアベルの召喚時効果で回収する
ドラゴニックDはサーチ効果を使った後、そのまま白き森のコストにすることも可能です
ダースメタトロンが除去された後の召喚先
焔聖騎士帝シャルル
クリスタルクリアウィングシンクロドラゴン
以上の2枚です
自分のターンが回ってきそうならシャルル、そうでなければクリスタルクリアウィングです
それ以外の選択肢についても検討中…
ロングゲームを担当する白き森
白き森は一度回り始めるとリソースが循環するタイプのテーマです
白き森のわざわいなりで相手ターンのリクルート&シンクロ召喚
シルヴィとルシアは白き森シンクロをEXに戻して自己蘇生
相手ターンにチューナーを出せたらリゼットが戻ってくる
モンスターの効果コストで魔法罠が墓地に送られたらアステーリャが戻る
と、文面で見るとややこしいですが、実際に回し始めると毎ターンシルウィアの全体月の書が打てるくらいにはグルグルできます
キルは取れないけれど、除去はできるという状態になるかと思いますが、このデッキは準備に時間がかかるので都合が良いです
展開まとめ
ベアトリーチェで墓地にアラヒメを落とす
他にもシャルルが装備する迷わし鳥、回収用のドラゴニックDを落とします
ディアベルでドラゴニックDを回収
ダースメタトロンを素引きしていたら、素直に他のカードを使いまわします
白き森のリソース循環で耐える
一生裏守備にし続け、余裕があればレッド・デーモンズ・ドラゴンで一掃
準備が終わったらエースを召喚
白き森チューナーと銀河戦士でシャルルをシンクロ召喚
銀河光子竜からダースメタトロンを召喚
ダースメタトロンからシャルルを召喚
カード単体での解説
未だ説明できていない一部のカードの用途を紹介します
トイ・ボックス/トイ・ソルジャー/トイ・タンク
主に白き森のコストになることを想定して採用しています
トイ・ボックスはダースメタトロンの召喚コストになることもできます
トイ・ソルジャーはトイ・ボックスが既に場にあれば、白き森チューナーをサーチできます
トイ・タンクはトイ・ボックスが既に場にあれば、墓地のレベル6以下のモンスターになれるので、複数のレベル帯のシンクロモンスターを採用しているこのデッキにとってはチューナー/レベル調整役になってくれます
ソルジャーもタンクもレベル4なため、レッド・デーモンズ・ドラゴンや銀河光子竜の素材にも適しています
儀式の準備
オオヒメをサーチするために採用しています
また、魔法カードなので白き森のコストとして使用する場合もあります
トイ系統を採用しているため、サーチ先の候補としてイリュージョン・オブ・カオス周辺セットも一緒に採用する可能性もあります
こちらは検討中です
真竜機兵ダースメタトロン
採用枚数の検討が難しいカードです
たぶん3枚は要らないので1~2枚くらい
トイボックスと一緒に素引きをすればかなり気軽に召喚できますし、色々準備をしまくってから出てくるダースメタトロンからシャルルを出すのは正直遅すぎる感が否めません
白き森のコストになれることも含めて、ドラゴニックDと枚数の調整をしていかなければならないと思っています
EXデッキ解説
白き森の魔狼シルウィア
全体月の書を搭載している☆6シンクロです
このデッキでは、追加でレッド・デーモンズ・ドラゴンを出すことで全体破壊を行うコンボも搭載しています
白き森の魔性ルシエラ
場・手札の魔法罠を白き森カードや光・魔法使いモンスターに変換してくれる☆6シンクロです
月の書を撃つ必要がないタイミングではこちらを召喚していきます
白き森の妖魔ディアベル
ベアトで墓地に落としたドラゴニックDを回収するのが主な役目の☆8シンクロです
カウンターで召喚するシンクロチューナーは素直に白き森の☆6シンクロを想定しています
フォーミュラ・シンクロン>フルール・ド・バロネスとかも強いんですけどね…
レッド・デーモンズ・ドラゴン
シルウィアで裏守備にしたモンスターを殴って全体破壊を狙います
使用後はアラヒメでEXデッキに戻して使いまわせるようにします
焔聖騎士帝シャルル/シャルル大帝
このデッキのエースカードであり、採用枚数に迷っている☆9シンクロです
1枚ずつ採用だとダースメタトロンから出した後に正規召喚は狙えなくなりますし、2枚ずつ採用だとEXが嵩みます
シャルル2、大帝1だと2体目が大帝になれないので微妙に弱いため、それなら片方はダースメタトロンから出せる他のモンスターで良くなります
シャルル1、大帝2だとシャルルを正規召喚した上で蘇生するカードが必要になります
【焔聖騎士】に寄せて大聖剣博物館の効果で大帝に装備したシャルルを特殊召喚する手もありますが、同時に大帝を2体出す意味はそこまで…
一旦2枚ずつの採用で試行中です
カオス・アンヘル-混沌の双翼-
たまーに出します
実質的なリンク2として使用しています
虹光の宣告者
宣告者の神巫から落とす用です
永遠の淑女 ベアトリーチェ
初動用のカードです
アラヒメとドラゴニックDを墓地に落とします
銀河光子竜
ダースメタトロンの素材を整える他、銀河戦士にアクセスしてシャルルのシンクロ召喚を試みます
役割が二つあるので2枚積んでいますが、できればアーゼウスも積みたい…
正直1枚でも仕事はできると思っています。要調整
S:Pリトルナイト
とりあえず入れておくタイプのリンク2です
レベルが揃わないということがよくあるので、いざというときに役立ちます
課題
ダースメタトロンから出すモンスターの選定
シャルル以外だと何を出すのがこのデッキらしさを表現できるのかを検討する必要があります
シャルル/大帝の枚数の決定
実際に回してみないと分からないところが多いので、これはデュエル中に起きたシチュエーションベースで考えようと思います
トイソルジャーからサーチする☆4光モンスター
2枚目のトイボックスやシルヴィをサーチするだけで今のところ十分な気がしているので、目を逸らし続けています
ルシエラでサーチする光魔法使いモンスター
そもそもルシエラを使う機会がね…
デッキ名について
キーカードである《アラヒメの御巫》《真竜機兵ダースメタトロン》《焔聖騎士帝シャルル》の共通点である…
・レベルが9である ⇒ 九星 ⇒ きゅうせい ⇒ 救世
・イラストで剣を持っている ⇒ 剣が計三本ある ⇒ 三剣
で、「救世三剣」と名付けました
マンガの設定の救国の三英雄みたいでかっこいいですね
ここまで読んでいただきありがとうございます
では!!
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