【Zatsu】ひとりモンゴル相撲
モンゴルではどうか知りませんが、世の中には「ひとり相撲」ってあるじゃないですか。まさに本日、身をもって体験しました。
ショックから十分に立ち直り切れていない状態で、いまこのテキストを書いています。
秋葉原へ遊びに行っていたんです。で、御徒町方面へ歩きながら、やれラーメンだ、やれイタリアンだ、と昼食の店を探して歩いていると、目の前に現れた１件の居酒屋。看板に大きく書かれた店名にはこうありました。
ラムちゃん
おいおい、勘弁してくれよ、と。🥴
たしかに、昨年から『うる星やつら』はリメイクされている。
作品の評判も上々らしい。
そしてこの周辺の場所柄もある。
けどよぉ……
アナタ居酒屋ですよねぇ？
うる星やつらと関係ないですよねぇ？
まったく便乗商法も甚だしい。
こういうのはね、ヒジョーに許しがたいんですよ。個人的に義憤にかられるというか、ガツンと言ってやらないと気が収まらないというか。
そんな憤懣やるかたない思いで、もういちど看板に目をやったんです。そうしたら――
羊肉のお店、か。
な、なぁんだ、そこまで遠くもないか。
というか、う～む、実に正しい。
何ひとつ間違っていないッ。
むしろ間違っていたのは、我々のほう。
🐏：この人たちは何を息まいているのか
これは、じつに恥ずかしいひとり相撲。いや、ジンギスカンだけに、ひとりモンゴル相撲というべきか。
なんでも、ちゃんとよく見ずに印象だけで先走るのは良くないね。
すっかり意気消沈した我々は、さきほどまでの探索意欲もどこへやら、ハードロックカフェでジャンキーなランチにふけるのであった。
