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サブカルチャーはどこへ行った?

先日clubhouseで友達と話していたら、思わず面白いテーマになった。

「サブカルチャー」って今あんまり聞かなくない?

ハッとした。なんか学生時代の親友の事を急に思い出させられたような感覚に陥った。

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サブカルチャーの事を少し調べると
「美術」や「バレエ」や「クラッシック音楽」などの要するにちょっとイイトコの人が嗜むような文化「ハイカルチャー」の対比として使われたのが元々らしい。
漫画、アニメ、タレント、アイドル、特撮などがそれにあたる。

近年のサブカルチャーの定義は時代の変遷によって昇華していってるとは思うが、共通して言えるのはメインのカルチャーに対しての「サブ」つまりその差異を指し、マイナーな文化であるということ。
そしてそのメインとサブの世界は”別離”していたはずだ。

メインカルチャーの世界の中で輝き続ける華やかなコンテンツもあれば
サブカルチャーの世界の中で輝き続ける。知る人ぞ知るコンテンツがあったはずだ。いや、今ももちろんあるんだと思う。

だが今は、SNS戦国時代・オンライン急成長期
情報があまりにも簡単に手に入るようになり、メインカルチャーとサブカルチャーの差異をほとんど無くしてしまった。

ボーダーレスの功罪

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それに代表されるのが2018年に公開され話題を呼んだ映画「カメラを止めるな!」である。予算300万円のインディーズ映画として公開された。この作品はSNSの口コミで全国拡大し、国内外の数々の映画賞を受賞する。大ヒット作品となった。

音楽の世界でいえば同じような現象として
元々はサブカルチャーの中枢でもあった”ニコニコ動画”のボカロPとして活躍していた「米津玄師」「YOASOBI」Ayase
今のJ-POP音楽シーンの中心となっている。



これは夢のある話である。世の中のニーズに合った良い作品を作れば、
SNSの力であっという間に誰でもスターダムを駆け上がることが可能な世の中になったのだ。

それは素晴らしいことだと思う。
しかし、心のどこかで寂しさの風が吹く

世の中の流行りとは関係ない。
私だけが知っているマニアックで最高に面白い映画。
メディアには出ないけど下北沢では大人気の超カッコイイバンド。
友達誰も知らないけど絵のタッチが気持ち悪くて最高に面白い漫画。

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メインストリームの陰で熱狂を生んでいた、
あの時のサブカルチャーは失われつつある。

サブカルチャーがサブカルチャーで有り続ける事が難しくなってきた。

そんなことを思ったのだ。サブカルチャーは死んだのかもしれない。
とても複雑な気持ちである。

いや、僕が知らないだけでサブカルチャーの新しい生き方が存在するのかもしれない。


だが、それは「自分だけのサブカル」に青春を投じた。

その時の形とは異なるのだろう。

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