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届かぬ想いは届けたい
先日、ライブをしていてそのバンドのファンの方からこんな話を聞いた。
「大好きなプレイヤーがこの苦境の中で活動が収縮してしまっているのが悲しい。何かチカラになりたいけれど何も出来ないのが歯痒い」
こういったニーズがあるのは認識していたけれど、直接ファンの方から聞いたのは初めてだったので色々思うところがあった。
そのファンの方の話では、
要するに投げ銭とかで直接プレイヤーに支援をしたいが、それを出来る場が無い。もしくは可視化出来ていない。そんな不満から来る話だった。
一方、プレイヤー側からすると、
直接ファンの方からお金を貰う所謂「ダイレクト課金」には抵抗感が生まれやすい。課金されるほどの価値が自分にはないという謙遜というか自信の無さが原因だ。
これは「活動の価値を高めてもらうために支援したいファン」と「活動に価値を生んでないのに支援を受けたくないプレイヤー」との何とも切ないディスコミュニケーションが生まれている。
プレイヤーは臆せず"支援を受ける窓口"をカジュアルに用意しておくべきだと僕は思う。
むしろそういった需要があるのに斜に構えてそれに応えないのはファンに対する愛が無いとすら思う。
「そんなこと言っといてお前はそういう支援を受ける窓口持ってんのかよ」と言われてしまうが、実は現在進行形であーだこーだ考えながらチマチマ作ってる。出来上がったらちゃんとリリースする予定。
オンラインサロンやクラウドファンディングなどの所謂「ダイレクト課金制度」はとても懐疑的な目で見られ批判を多く生んでいる。しかし本当に少しずつではあるが市民権を得ている。
結局のところダイレクト課金制度は「株主と経営者」みたいなもので、将来性やリターンなどを見て課金する価値を感じればすればいいし、割りに合わないと思えば関係を解消すればいいというシンプルにそれだけの話。
シンプルな事を難しく考えて、
"余計なプライド"と"必要以上の周りの目"を気にして悲しいスレ違いを生むべきではない。
届かぬ想いは届けたい