女子アスリート応援SALON―三菱電機コアラーズ応援記―
このコラムは女子アスリート応援SALONのメンバーで三菱電機コアラーズファンである石垣泰英さんが綴る応援記です。今回は女子アスSALONのアスリート、川井麻衣選手が所属する三菱電機コアラーズの2020-21シーズンのWリーグ前半戦の戦いを振り返ります。
●川井選手の過去の記事はこちら
開幕戦では強豪デンソーを撃破
Wリーグ前半戦が終わり、三菱電機コアラーズ(以下コアラーズ)や川井選手の事を振り返りたいと思います(文、写真=石垣泰英)。
9/19(土)から始まった第22回Wリーグ20-21シーズン。
今季は新型コロナウイルスの影響もあり、東西の2カンファレンス制となったWリーグ。
西地区で戦う事となったコアラーズは、開幕戦をウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)で、今年の皇后杯で準優勝を果たしたデンソーアイリスと対戦しました。
開幕戦は序盤から一進一退の白熱した試合でした。終盤に#9小菅選手(15得点)と#4根本選手(16得点)が連続3Pを決めたコアラーズが63-59で勝利しました。
翌日の第2戦は負けてしまいましたが、強豪デンソー相手に1勝1敗は悪くない結果だと思いました。
強豪デンソーとの開幕戦での一コマ
トヨタ自動車戦では渡邉選手が躍動
第2週はトヨタ自動車アンテロープス戦。
結果は残念ながら連敗。選手層の厚さを見せつけられた敗戦でした。
が、エース#45渡邉選手は両日ともチームハイの得点(第1戦で19得点、第2戦で18得点)を記録し、意地を見せてくれました。
第2節はトヨタ自動車との対戦
因縁の相手にも見事リベンジ
第3週は山梨クィーンビーズとの対戦。
甲府市での開催でしたがこちらは無観客試合。
ネット配信(W-TVやバスケットLIVE)で視聴しました。
ここではしっかり連勝しました。
ルーキー#39藤田和選手もデビューしました。
第4週の相手はトヨタ紡織サンシャインラビッツ。
昨季苦杯をなめさせられた相手として個人的にも注目の一戦でした。
第1戦では川井選手が素晴らしいディフェンスを見せてくれて、それまで毎試合2桁得点を記録していた紡織のルーキー・平末選手を僅か3得点に抑えました。
接戦の試合終盤には相手ファールで得たフリースローを2本とも決めて、勝利に大きく貢献しました。
第2戦は終始コアラーズが試合を優位に進める展開で、見事連勝を飾りました。
トヨタ紡織・平末選手を抑えた川井選手の好守が光った
川井選手から感じたプライド
11月26日の女子アスSALON内のミーティングでは、川井選手と初めてオンラインで会話することができました。
紡織戦で川井選手がマッチアップした平末選手について、「同じポジションで自分より若い選手がスタメンとしてマッチアップするのがほとんど初めてだったので、絶対に負けたくなかったです」という話を聞けたのが良かったです。
実際にそのプレーからは気迫を強く感じていました。川井選手の負けん気と素直な気持ち、プライドみたいな所も感じられたのが良かったです。
接戦を勝ち切り6連勝達成
第5週、アイシンAWウィングスとの対戦。
初戦は強さを発揮し、85-67で快勝したコアラーズも、第2戦の後半は苦戦。アイシンに追い上げられながらも、3点差でしっかり勝ち切りました。
#51濱口選手の前所属チームであり、アイシンの本拠地である安城市の開催だった事からも注目の試合でしたが、6連勝で前半戦を締めることができました。
アイシンAWウィングスに連勝し勢いに乗る
若手が躍動 前半戦好調のコアラーズ
前半戦を終えてコアラーズは7勝3敗。
7勝9敗に終わった昨シーズンから、かなり調子を上げて前半戦を戦い抜くことができました。
個人的に目を引いたのは#4根本選手と#9小菅選手。
根本選手は昨季のシーズン前に手術をした影響か、昨季は調子が上がらず苦戦していました。
今シーズンは真価を発揮し、ここまで平均11.2得点、6.1リバウンド、2.1アシストの大活躍。
小菅選手は今季からスタメンに定着すると、水を得た魚の如く活躍してくれました。
両選手とも前半戦の活躍が認められ、11月に開催された日本代表合宿にも参加しました。
サロンの我らが川井選手も得意のディフェンスやアシストでチームを引っ張るだけでなく、コート上で大きな声で指示を出し、いつも笑顔でチームを盛り上げていました。
紡織戦でも書いた通り、ディフェンスで凄いと感じるプレーを見ることができ感激しました。
アシストではリーグ4位の平均5.5本を記録するなど、PGとしての鋭いパスも見所で、個人的には速攻時に出すロングパスが大好きです。
前半戦7勝3敗と好調を維持するコアラーズ
「最後まで諦めない」姿が魅力的
最後に、コアラーズの魅力について書きたいと思います。
それは「最後まで諦めない」ことです。
たとえ勝敗の決した試合、点差が開いて負けが確定した試合であっても、試合終了のブザーが鳴るまで決してプレーを諦めません。
そのような選手たちの姿には、本当に心が動かされます。
特に印象に残っているのは17-18シーズンでの鳥取での試合。
7点ビハインドでのラスト数秒の攻撃。
川井選手が素早くボールを運び、左サイドに開いていた#4根本選手にパス。
根本選手はそこから3Pシュートを放ち、ブザービーターで試合を締めくくりました。
すでに3年前の光景ですが、今でも色濃く記憶に焼き付いています。
そんなコアラーズのプレーを見ることが本当に楽しみです。
1月からはWリーグ後半戦。
プレーオフに向けて負けられない戦いが続きますが、三菱電機コアラーズと川井選手が持ち味を発揮し、さらなる活躍を見せてくれることを期待しています!!
●筆者紹介
愛知県在住の三菱電機コアラーズのスーパーファン。
15-16シーズンからコアラーズの観戦開始。
17-18シーズンから本格的に応援をするようになり、会場に足繁く通うようになる。
好きな選手は川井麻衣選手で、好きなプレーは速攻時のロングパス。
オンラインサロン内のミーティングの様子
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