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自転車では避けられない?パンクが起こるあるあるケースと対策


自転車に乗っている以上、避けては通れない、乗っていたら必ずどこかで起こってしまうトラブル。それがパンク。

サイクリング中になることもあれば、久々に乗ろうと思っていたらパンクしていた、朝空気を入れてから家を出たのに、夕方帰ろうとしたら空気が抜けていた….などいろんな状況で起こります。


なぜパンクするのか?

ズバリ、チューブに穴が開くから。
身も蓋もないことを言っちゃうとそうなんですが、穴が開くのにもいくつか原因があります。
そこで、今回はパンクの原因と普段の心がけでいかにパンクのリスクを下げられるかをご紹介します。


①経年劣化

劣化したタイヤとチューブ。セットで交換することがほとんどなので、
タイヤがひび割れていたりすると、チューブも同様に劣化しています。

ゴムや樹脂製品は時間と共に劣化するので、古くなったチューブは劣化で小さな穴が開いてしまったり、劣化して空気圧に耐えきれず穴が開くと言う場合があります。その結果、空気を入れてすぐは大丈夫でも、小さな穴から徐々に空気が漏れてしまいます。
「朝入れたけど、出先で帰ろうとしたらパンクしていた」と言う方に多いケースです。

②空気の不足

空気を入れる頻度が少ない方やママチャリユーザーに多いケースですが、空気圧があまりにも低いまま使用すると、タイヤの内部でチューブが擦れてしまいボロボロになります。その結果、穴があき、パンクが起こります。
自転車屋さんで修理をお願いした時に、タイヤを外した時に、中から黒い粉がポロポロ出てくるのを見たことがある方もいるんじゃないでしょうか?
それがこのケースです。またチューブはもちろんダメになっていますが、タイヤも内側から削られて、薄くなるため、タイヤ交換も必要になってしまいます。

③異物が刺さる

これは走行中に起こるトラブルですが、路上の針金やガラス片、小石などが刺さって起こるパンク。


④リム打ちパンク

こちらはあまり聞きなれないかも知れませんが、空気圧が低い状態で走った際や、歩道と車道などの段差を乗り降りした際の衝撃でホイールの縁(リム)でチューブを噛んでしまい穴が開いてしまうパンクです。


どうすればパンクのリスクを避けられるのか

①の経年劣化についてはタイヤやチューブ自体に寿命が来ているので、定期的な交換がオススメ。タイヤは2~3000kmで摩耗します。期間的にはざっくりと半年〜1年前後くらいでしょうか。(※保管状況や走行の頻度によって異なります。シティサイクルの場合も若干異なります。)
何より劣化したタイヤはグリップや転がる性能が落ち、乗っていて快適ではありません。また、いつパンクするかと心配しながらでは乗っていても楽しくないですよね。

②については空気圧を定期的に管理する。

スポーツバイクの場合は大体、1,2週間に1回。長めのサイクリングに行く際は直前のチェックがマスト。シティサイクルの場合でも3,4週間に1回は入れた方がいいですね。またタイヤの側面に規定の空気圧が記載されているので、数値を守ると言うのもポイントです。


③については、「走る以上仕方がないのでは?」と思われるかも知れませんが、ちょっとした心がけで大分変わります。路面が荒れているシーンを走るマウンテンバイクやグラベルバイクは例外ですが、大体の場合、道路の路肩の方にゴミが溜まりがちです。そのため、車道を走るときに白線の少し内側を走るようにすれば、あまりゴミが落ちていないキレイな路面を走るのでパンクのリスクをグッと下げることができます。


④のリム打ちパンクについては②と少し重複しますが、空気圧を管理する。また段差を乗り降りする際は、少しスピードを落とすことで、衝撃が和ぐため、リム打ちしにくくなります。ちょっと話は逸れますが、そもそも自転車は名前に車と入っている通り、車両なので、基本的には車道を走るための乗り物です。そのため、基本的にはヘルメットをかぶって車道を走り、交通量的に危ない時なんかにちょっとだけ歩道を走ると言う走り方をした方が、歩行者と事故を起こすリスクも避けられるため安全です。


ちょっとした注意で、パンクのリスクを下げられるので、快適なサイクルライフのヒントにしていただければ幸いです。

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