自転車屋だから改めて思う、スポーツ自転車を買うときに必要なものとは...? 前編
趣味でスポーツ自転車に乗りはじめ、シティサイクルのショップ、プロショップでの経験を経て、今に至るぼくですが、ずっと思っていることは「自転車は楽しいからもっと多くの人に楽しんでもらいたい」ということ。
でも、「なんか思ってたのと違った」などのミスマッチで、せっかく自転車を買ったのにやめてしまうという残念なことも起こってしまっているので、興味を持って下さった方たちが、長く楽しい自転車ライフを送っていただけるよう買う時(買う前)に必要なものをご紹介したいと思います。
①屋内の置き場所
「いやいや、自転車の装備とかじゃないんかーい」って思われるかもしれませんが、すごく重要。
当たり前のことですが、自転車を買ったら補完するスペースが必要です。「家の庭やアパートの駐輪所に停めたらいいんじゃないの?」と思われる方もいますが、自転車は基本的に金属の部品でできいるので、雨ざらしだと漏れなく錆て動きが悪くなり、サイクリングを楽しむパフォーマンスを発揮できなくなります。
なので、基本的には屋内の雨風のしっかり防げる保管場所が必要になります。広さ的には大体、1畳分くらいのスペースは必要です。
極力コンパクトに屋内保管したい方はこんなアイテムもあるのでご参考ください。(※写真はMINOURA公式より)
壁や床を汚したくない方にはこちら。
一台だけで、極力コンパクトに保管したい方はこちら。
②定期的な点検と消耗箇所の交換(が必要ということ)
「車とかバイクと一緒で、買ったらずっと乗れるんじゃないんですか?」って聞かれることもありますが、安全にちゃんと楽しく走る上では、組み付けてあるパーツが緩んでなくて、ガタが出てないか、変速がしっかり動いてくれるか、などショップでの定期的な点検が必要になります。
また走ればタイヤは摩耗するし、見落としがちですがチェーンも一定距離で摩耗するので交換が必要です。
虫歯や怪我の定期検診や早期治療と同じで、定期的に点検をして、その都度、傷んでいるところをちょっとずつ交換していたら、「今回はチェーンの交換で5000円」、「ブレーキパッドの交換で3000円」と比較的、安価に済みますが、放置すると病状が悪化するように、摩耗したチェーンにつられてギアもチビてしまったり、硬く悪くなったブレーキパッドにホイールのブレーキ面が削られてしまってホイール自体がダメになるケースもあります。
なんだかんだ、消耗箇所や故障が積もりに積もるとクロスバイクがもう一台買えるくらいの値段になってしまうこともあるので、定期点検と早め早めの消耗箇所の交換は必要です。
後編へ続く…..
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