【あたおか】飲尿が視力を向上させるというエビデンスはありません。
尿を飲むと視力が良くなるのですか?いいえ、そんなことはありません: ある医学博士がLead Storiesに語ってくれたところによりますと、尿を飲むことで視力が向上すると結論付けた臨床研究はないそうです。また、尿を飲むと、大腸菌やサルモネラ菌、ブドウ球菌といった細菌を体に渡す可能性があると、ピッツバーグ大学医療センターの記事は伝えています。
この主張は、2023年3月13日にInstagramで公開された動画に登場しました。動画には、画面上に「《Dr. Sebi》が自分の尿を飲んで視力を回復させることを語る」という字幕が表示されています。冒頭、《Dr. Sebi》は次のように語っています:
記事執筆時のInstagramの投稿は以下のような感じでした:
彼は1カ月間断食し、尿が「水のように澄んでいた」ので、それを飲むことにしたと言います。それから数日後、彼の視界は真っ暗になりました。その5日後、再び見え始めたと言います。彼は、失明したのは体が「炎症」を分解していたためで、それが目を横切ったため、視力を失ったと説明しています。
動画の下にある画面上の字幕には、次のように書かれています:
彼はまた、29日間食べ物を断食してから6日間、1日2回尿を飲んだ。体を浄化して水を飲むと、尿は有害な廃棄物としてではなく、電解水⚡️💧として最後に出てくるからだ。
Lead Storiesは、この主張について、腎臓内科の認定医であり、マウントサイナイ・ヘルスシステムの医学部教授であるKirk Campbell博士に連絡を取りました。2023年3月22日の電子メールで、Campbell氏は次のように回答してくれました:
ピッツバーグ大学医療センターが作成した「何故飲尿は体に良くないのか」という記事では、「飲尿の医学的効果は証明されていません」と書かれています。それによりますと、飲尿で得られるメリットよりも、害の方が多いかもしれないとのことです:
健康に関する主張が繰り返し否定されている自称ヒーラーで医者ではない《Dr. Sebi》に関するLead Storiesのファクトチェックは、こちらでご覧頂けます。