Supernova音楽祭でのハマス過激派による大量射殺を示す証拠映像が存在します。
ハマスの過激派による組織的な攻撃があり、Supernova音楽祭で数百人が死亡したという視覚的な証拠はないのでしょうか？いいえ、そんなことはありません。Supernova音楽祭での暴力的な攻撃は、陰謀でもなければ、少数のプロパガンダによって語られた嘘でもありません。2023年10月7日未明、何千人もの目撃者がフェスティバルを訪れ、何百人ものフェスティバルの参加者が殺害されました。いくつかの独立した情報源から、暴力的な攻撃とその余波を示す映像や写真の証拠が得られています。これは「残虐プロパガンダ」の例ではありません。
この主張は、2023年10月10日にFacebook上に投稿された映像（別のコピーがTikTokに投稿されており、こちらにアーカイブされています）にキャプション付きで掲載されていたものです：
3つの嘘
本稿執筆時点では、Facebookでは次のように表示されていました：
動画のキャプションには「パレスチナについて現在言われている3つの嘘」と紹介されています。今回のファクトチェックの焦点は3つ目の主張で、銃乱射事件の報道を否定している点です。
動画のナレーターは次のように語っています：
その3--音楽祭で250人が殺された。
誤り--我々が見た唯一の映像は、音楽祭から逃げ惑う人々のものである。音楽祭で250人が殺されたとか、大量銃撃があったということを示唆する映像や写真は一つもない。
Supernova音楽祭では多くの人が撃たれて死んだという証拠があります。全てが嘘だと主張するFacebookの動画は、その主張を全面的に否定する数秒間の動画まで使用しています。使用されている動画には、ピンクのバラがあしらわれた白いスカーフを巻いて踊る幸せそうな女性が映っています。2023年10月9日にX（旧ツイッター）で共有された、彼女の映像を長くまとめたもの（2分56秒）（アーカイブはこちら）は、カラフルな日陰のテントの下で踊る、襲撃前のシーンから始まります。次のシーンでは、音楽祭の警備員が群衆を緊急誘導している様子が映し出されます。人々が逃げ惑う中、銃声が聞こえます。映像の1分51秒のところでは、音楽祭の参加者達が一緒に身を隠しながら、足を撃たれたと思われる負傷した女性のために止血帯を作っています。彼らは黒い革紐とピンクのバラが描かれたスカーフを使っています。
イスラエルの捜索救助機関Zakaによりますと、Supernova音楽祭の死者数は当初250人とされていましたが、260人に修正されました。2023年10月8日の記事で、白壁のテントの中の多数の死体の生々しい写真の下のニューヨークポストのキャプションには次のように書かれています：
音楽祭では少なくとも260人の死亡が確認されました。血まみれの死体は、身元確認を待つ間、テントの中に積み上げられています。
多くの情報源から寄せられた車載カメラの動画には、人々が逃げ出そうとして、除雪された農地と森の間の小さな未舗装のアクセス道路で渋滞に巻き込まれる混乱と混沌が映し出されています。Shye Klein氏はXとInstagramで動画を公開しました。Xに投稿された動画によりますと、Klein氏は音楽祭の会場から脱出することが出来たものの、高速道路では、乗員が道路で死亡した状態で無造作に停車している車両に遭遇したとのことです。また、武装した男性達の横を通り過ぎることもあったということです。Telegramでシェアされた別の動画は、高速道路までたどり着いたものの、銃撃戦に遭遇した人物の車載カメラが撮影したものです。その映像は、フロントガラスを粉々にする銃弾を捉えています。運転手が不在のように見える車は、速度を落とし、中央から左に曲がり、武装集団のほうに流れていき、駐車中の車に衝突して停車します。
2023年10月8日、South First Respondersが撮影し、Telegramでシェアしたドローン撮影動画（下のスクリーンショット）です。2023年10月7日、音楽祭会場から逃げようとする人々の交通渋滞を襲った焼けた車と残骸が映っています。翌日までに、いくつかの車は林や道路脇の溝から道路脇に移され、道路の真ん中で燃えた車も脇に移されました。
フェンスのすぐ後ろにある駐車場の車の車載カメラで撮影された映像（読者への警告：非常に生々しいです）があり、そこには2つのカラフルな日除けテントが見えます。動画には音声がありません。この動画は2023年10月8日にSouth First RespondersによってTelegramでもシェアされました。この動画（下のスクリーンショットにぼかしを加えたもの）では、白い車の後ろに人が倒れているのが確認出来ます。負傷しているようで、殆ど動かなくなっていますが、生存している可能性は十分にあります。野球帽を被ったガンマンが車載カメラの方を向いており、叫びながら発砲しているように見えます。音は聞こえないものの、銃弾が巻き上げる埃と銃から排出される使用済み薬莢が、彼の発砲を物語っています。彼は緑色のハマスのヘッドバンドをボディアーマーに巻いて装着しています（下の写真）。最初は、彼が何を撃っているのか明確ではありません。画面のすぐ右側に、両手を頭の上に置いてしゃがんでいる男性が映し出されています。彼は手荒く引きずり込まれて視界に入り、どこかへ移動するように言われます。彼の服には血が飛び散っています。赤いシャツとトラックスーツのボトムスを着た2人目のガンマンが、地面に倒れている負傷した男に小走りで近づき、狙いを定めて、数フィート離れた場所から彼を射殺します。
同じ車載カメラから撮影されたものですが、数時間後にタイムスタンプされた別の動画では、2人の武装勢力が死亡した男性のポケットをあさり、所持品のいくつかを奪っているのが確認出来ます。女性が車から降ろされ、6人ほどの男達に取り囲まれます。彼らの姿が見えなくなると、彼女は音楽祭の方角に手を振って注意を引こうとしているように見えますが、その後更に銃声が砂埃を巻き上げ、彼女は車の後ろに隠れました。
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