RFK Jr.氏が遺伝子組み換え作物を禁止しているとのXのフェイク投稿が流れています。

パロディ・アカウントがRobert F. Kennedy Jr.氏になりすました投稿のスクリーンショットが編集され、ドナルド・トランプが就任する1月20日から遺伝子組み換え作物が米国で禁止されるとしています。

Kennedy氏は、ドナルド・トランプ次期大統領が米国保健福祉省(米国FDAによる食品規制を含む米国の最高保健機関)の長官候補に指名した人物です。

しかしながら、現在凍結されている偽アカウント《@RFKJrHealthSec 》からのオリジナルの投稿では、パロディーのラベルが貼られていましたが、そのラベルはネット上で本物として共有されているバージョンからは切り取られています。

ロイター通信は、Kennedy氏が他の食品を禁止すると発言したことを示唆する、同じパロディ・アカウントからの 同様の 改変された 投稿を取り上げています。

Kennedy氏の公式ハンドルネームは《@RobertKennedyJr 》であり、遺伝子組み換え作物を禁止すると投稿した事実は確認されていません。

ネット上でシェアされた遺伝子組み換え作物に関するフェイク編集された投稿には次のように書かれていました: 「速報:1月20日より、すべての遺伝子組み換え作物(GMO)は米国で禁止される。アメリカを再び健康に。#MAHA」

この投稿は、Kennedy氏が3月に選挙キャンペーンに参加した際、「私は国を再び健康にするために彼の味方になる」と語ったランニングメイトのNicole Shanahan氏との2024年大統領候補指名争いのスローガン 「アメリカを再び健康に」に言及しています。

米国環境保護庁は、「ある生物から別の生物への特定のDNAの移植を含む、一般的にDNAの特定の改変を伴う技術を使用して遺伝物質(DNA)を変化させた植物、動物、または微生物」、と遺伝子組み換え作物を定義しています。

遺伝子組み換え作物には論争の歴史がありますが、米国FDAは非遺伝子組み換え作物と同様に健康的で安全に食べることが出来ると考えています。

2024年9月の投稿で、Kennedy氏は米国FDAと米国農務省が遺伝子組み換え小麦の米国での栽培を承認したことを批判しました

【評定:誤解を招きます】

  • Kennedy氏が1 月20 日から遺伝子組み換え作物を禁止するという投稿を切り取ったスクリーンショットには、凍結中のパロディ・アカウントのハンドルネームが記載されています。


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