インフルエンザとCOVID-19は同じ病気ではないので、ワクチンの推奨度は異なります。
インフルエンザとCOVID-19は同じ病気で、それぞれに対するワクチンの推奨度は同じですか?いいえ、そうではありません。病気はそれぞれ異なるので、推奨されるワクチンも異なるかもしれません。2004年のインタビューで、国立アレルギー・感染症研究所のAnthony Fauci所長は、最近インフルエンザにかかった女性にはインフルエンザワクチンは必要ないと述べました。このクリップのコメント欄には、彼のアドバイスがCOVID-19患者にも同様に適用されるべきだと考えている人もいるようですが、それは間違いです。保健専門家は、既にCOVID-19に感染して回復した人であっても、COVIDワクチンを接種するよう引き続き勧めています。
古いインタビューのクリップは、2022年3月31日にFacebookの投稿(アーカイブはこちら)に掲載されました。投稿のキャプションにはこう書かれています。
この投稿は、記事執筆時点ではFacebook上で以下のように表示されていました。:
2004年に行われたFauci所長のインタビューの全文はこちらでご覧になれます。該当箇所は30:07からです。ある通報者に対する質問に答えて、Fauci所長は30:10に以下のように述べました。:
彼のインタビューはCOVID-19のパンデミックより15年以上前のことですが、Facebookの投稿に寄せられた多くのコメントでは、Fauci所長のコメントはCOVID-19に感染して回復した人にも等しく適用されると解釈されています。例えば、ある人は以下のように書いています。:
COVID-19ワクチンを接種することで、再感染に対する自然免疫が得られることは事実ですが、保健専門家は、すでにCOVID-19ワクチンを接種した人でも、ワクチン接種を受けることを引き続き推奨しています。その背景には、いくつかの理由があります。
第一に、CDCによりますと、COVID-19にかかったのにワクチンを受けなかった人は、回復後にワクチンを受けた人よりも再びCOVID-19にかかる可能性が高くなるそうです。
WHOの主任科学者であるSoumya Swaminathan博士は、その理由を次のように説明しています。:
ワクチンは免疫系を高める働きがあるとSwaminathan博士は述べました。彼女のコメント全文は下記で聞くことが出来ます。:
更に、ジョンズ・ホプキンス大学医学部によりますと、初期のバージョンのCOVID-19に感染し、ワクチンを接種していない人は、新しい亜種のウイルスに対してより脆弱になる可能性があるとのことです。
ジョンズ・ホプキンス大学は最後に、COVID-19に感染することは非常に危険であることも強調しています。長期間の病気、入院、死亡を引き起こす可能性があります。インフルエンザも同様に、重症化し死亡する可能性がありますが、COVID-19はインフルエンザウイルスよりも感染力が強いのです。また、より致命的です。ジョンズ・ホプキンス大学の報告です。:
Lead Storiesは以前、COVID-19とインフルエンザを比較する様々な主張を論破しています。そのうちのいくつかはこちら、こちら、こちらをご覧下さい。その中で、COVID-19は季節性インフルエンザよりも致死率が高いこと、COVID-19は「有害性、死亡率、感染性」の点でインフルエンザと比較にならないこと、《flurona》はSARS-CoV-2ウイルスと季節性インフルエンザが結合して出来た新しい交雑ウイルスではないことを明らかにしました。