国防総省は、ウクライナの「COVID-19研究」に対して、ウイルスが知られる3ヶ月前に契約を結んで等いません。
にて、既に #胡散臭さ を指摘しましたが、Lead Storiesさんが以下のようにファクトチェックしてくれましたので和訳しておきます。
【レビュー】
米国国防総省は、ウイルスの存在が知られる3カ月前に、ウクライナで「COVID-19研究」の契約を結んでいたのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。当初2019年11月12日に発注された国防総省(DoD)の契約は、その後2020年6月10日に修正され、その内容に「COVID ー19研究」 を含むように変更されたのです。
この主張は、The Exposéが2022年4月13日に発表した記事(アーカイブはこちら)に、「米国防総省はウクライナに『COVID-19研究』の契約を、COVID-19の存在がやっと知られるようになる3ヶ月前に発注した」 というタイトルで掲載されています。冒頭は以下の通り:
新型コロナウイルスについて世界が初めて耳にしたのは、2020年1月初旬、中国の武漢で新型肺炎のような病気が蔓延しているとされる報道があった時だ。しかし、WHOが新型コロナウイルスの病名をCOVID-19と正式に命名したのは同月11日だったため、世界が実際にCOVID-19を知ったのは2020年2月になってからのことだ。
では、これが公式な真実であるにも関わらず、何故米国政府のデータでは、米国国防総省(DoD)が2019年11月12日にLabyrinth Global Health INC.に「COVID-19研究」の契約を発注しており、新型コロナウイルスの出現が疑われる少なくとも1カ月前、COVID-19と公式に名付けられる3カ月前になっているのか?
衝撃的な発見はこれだけでは終わらない。2019年11月に受注した「COVID-19研究」のための契約は、ウクライナで行なわれるよう指示されていただけでなく、実際には「ウクライナにおける生物脅威削減プログラム」のための遥かに大きな契約の一部であったのである。
2022年4月20日、The Exposéのウェブサイトでは、以下のような記事が掲載されていました。:
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The Exposéの記事は、基本的な詳細は正しいが、深く掘り下げることなく結論に飛びついています。
USASPENDING.govのサイトには、 Black & Veatch社との政府契約と、その下請けのLabyrinth Global Health社との契約が2019年11月12日に示されており、「再委託」のカテゴリーには《SME[対象分野の専門家]:COVID-19の研究及び研究結果の文書化》といった記述があります。:
➡ どうせ #デマ吐き反ワクチン の書いた物だから読む価値無しwと、#The_Expose の文書を真面目に読まなかったのは痛恨のミスです。
「再委託」がヒントになっていたとは。
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The Exposéが強調した明らかな矛盾は、後にCOVID-19と呼ばれることになる最初の症例が、2019年12月初旬まで発見されなかったことに起因しています。WHOは2020年2月11日にこの病気を命名しました。
光物はなかったね。The Exposé涙目www
では、国防総省は世界の他の地域よりも早くCOVID-19について知っていたのでしょうか?それは、そうではありません。2019年11月12日の最初の契約は、数カ月後にCOVID研究を含むように修正されました。2022年4月20日、Lead Storiesへの電子メールで、契約を発行したDoDの国防脅威削減局(DTRA)は以下のように述べています。:
いいえ、DoDは2019年にCOVID-19の研究のための契約を結んでいません。この場合、DTRAの契約者は、パンデミックが始まってから何カ月も経った2020年6月10日に、ウクライナのCOVID-19パンデミックへの対応を支援するためにタスクオーダーを変更しました。しかし、データベース上の日付は、Master Servicing Agreementがシステムに入力された当初の日付を反映しています。
USASpending.govの情報は、Master Servicing Agreement(MSA)のデータを反映しており、DoDは進行中の契約を通じて新たな問題に上手く対処するために、時間をかけて修正することが出来ます。契約者は頻繁に、タスク・オーダーを通じて追加の再委託を締結します。これらのタスクオーダーもまた、変更または修正される可能性があります。各修正の日付はUSASpending.govのページには反映されず、元のMSAがシステムに入力された日付のままですが、詳細説明の部分ではタスクオーダーの最新の変更点を反映するように更新されます。
同じ電子メールで、DTRAはこのプロセスをより詳しく説明しています。:
国防脅威削減局(DTRA)は、ウクライナの平和的で安全な生物検出・診断能力を引き続き支援し、機器、物資、訓練の提供を通じて、自然発生、事故、故意に関わらず、生物学的脅威を減らすためにBlack & Vea[t]ch と契約を締結しました。Black & Vea[t]chは、2019年10月2日にDTRAとMSAを締結し、DTRAの要求する非COVID訓練支援を変更し、2019年11月12日に調達システムに提出しました。パンデミック開始後、MSAは2020年4月25日にウクライナにCOVID-19パンデミック関連の追加支援を提供するよう修正され、2020年6月12日に再度修正されました。この業務命令は、ウクライナにおけるCOVID-19実験室診断、生物学的安全性および実験室緊急対応に関するハイレベルな主題専門家の指導支援を提供するよう、サービス契約者に指示しました。
ウクライナと生物兵器に関わる話は、#陰謀論者 がやりがちな話です。Lead Storiesはそのうちのいくつかを論破しています。