【イタい話】映像はジュネーブ上空に(異世界への)入口が口を開いた様子を示している物ではありません。 ➡これはアニメーションです。
SNS上の映像は、ジュネーブ上空でポータル(超自然的な次元、領域、世界への入り口)が開かれたことを示しているのものなのでしょうか?いいえ、それは違います。このような出来事が2023年9月に起こったという事実はありません。加えて、この映像のオリジナル版は「映像制作者」によるものであり、「超自然的な」出来事を見せると称する人物によるものではありません。
この主張は、2023年12月19日にAllesiaがX(旧ツイッター)に投稿した "The Opening "という題名の投稿(アーカイブはこちら)に掲載されています。投稿の見出しには次のように書かれていました:
このファクト・チェック執筆時のXでの投稿は以下のようなものでした:
オリジナルの映像
上の映像のスクリーンショットには、このクリップを発信した人物のInstagramアカウントが写っています。この投稿(アーカイブはこちら)は、antoniotheleo(Antonio Williams)が2023年9月24日にInstagram上で公開したものです。
以下は、このファクトチェックが発表された時点のInstagram上での投稿の様子です:antoniotheleo(アントニオ・ウィリアムズ):
この映像の字幕では、Williamsは「これが本物か偽物かなんて分からない」とおどけていますが、彼は視聴者に「今後もこのような動画を応援して下さい」と呼びかけています。また、Instagramアカウントのプロフィールでは、自身を「ビデオクリエイター」と名乗っています。WilliamsのFacebookのプロフィールには、「デジタル・クリエイター」と明記されています(アーカイブはこちら)。
Instagramのプロフィールページのスクリーンショットは以下の通り:
Google検索
2024年1月12日に「『スイスのジュネーブ』、『時間の裂け目』、『ポータル』」というキーワードでGoogle News検索(アーカイブはこちら)したところ、Xの投稿の主張と一致する結果は発見出来ませんでした。
通常のGoogle検索(アーカイブはこちら)でも、2023年9月にジュネーブ上空にポータルが開いたことを確認する信憑性の高い結果は見あたりませんでした。
ジュネーブ
ジュネーブは、市の北西数キロに位置する欧州原子核研究機構(通称CERN)に近いため、オンライン上や SNS上で頻繁に憶測が飛び交っています。この組織は世界最大の素粒子物理学研究所を管理しています。
詳細情報
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