【悪趣味だよね】ディズニー・ワールドが水浸しになったというAI画像がネット上に拡散しています。
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10月14日 - 専門家と科学捜査分析によりますと、フロリダのディズニー・ワールドが水浸しになっているというSNSでシェアされている画像は、AIによって生成されたものだということです。
フロリダを襲い、少なくとも17人が死亡したハリケーンMiltonの脅威が迫っていることから、同園は10月9日に閉園したと発表しています。
SNS上では10月10日、シンデレラ城と通りを撮影した3枚の画像がシェアされ、ハリケーンMiltonが原因であるかのような虚偽の見出しが付けられて拡散されています。
この写真はFacebook、Telegram、Xで拡散され、約50万ビューを獲得していました(⇦概に凍結済)。
しかしながら、複数のフォレンジックAIの専門家と合成メディア検出ツールによって、この画像はAIが作成したものと判定されました。
ロイター通信がディズニー・ワールドのシンデレラ城の本物の写真と比較した結果、ネット上で公開されたシンデレラ城の写真には、いくつかの櫓の窓が欠けていたり、青い構造物が追加されていたりと、明らかな矛盾があることが判明しました。
オンライン・ディープフェイク検出プラットフォームTrueMedia.orgの分析によりますと、「かなり大きな加工の証拠」があるとのことです。
生成AIの独立アドバイザーであるHenry Ajder氏は、ロイター通信に対して、電子メールで次のように語っています:「解像度が低いにも関わらず、これらの画像にはAIが生成したものであることを強く示す特徴があります」
「これには、城の櫓、ランプの柱、手すりの明確な歪み、城の画像の両側にある、青い不自然なアーチファクトが含まれます」
カリフォルニア大学バークレー校のデジタル・フォレンジック専門家であるHany Farid氏は、電子メールの中で、彼らのモデルは画像がAIによって生成された可能性が高いと判断したと述べています。
これらの3つの画像は(あまり出来の良くない)AIが生成した画像です。
「全ての画像に、一貫性のない水面の反射を含む、明らかな構造的欠陥があります」
ナポリのフェデリコ2世大学のマルチメディア・フォレンジック・ラボのリーダーであるLuisa Verdoliva氏も、3つの画像全てがAIによって生成されたものであることを確認したと述べています。
XのアカウントBoomBoxBro_は10月10日、この画像をいち早く同プラットフォームでいち早くシェアしたDQNで、次のように書いています:「ハリケーンMiltonがオーランドのディズニーワールドを浸水させた。とても悲しい」
このアカウントのオーナーは、TikTokを通じたロイター通信からのコメント要請には応じていません。
ウォルト・ディズニー・ワールドからのコメントは得られていません。
【評定:合成画像です】
浸水したディズニー・ワールドの画像はAIによって生成されたものです。