オミクロンと命名したことに関し、早速『WHOの忖度がー』って言い出す人が出て来ているな。
何でいきなり、ο(オミクロン)株なのの話です。
【和訳】
WHOがCOVID-19の新しい亜種を命名する際に採用した規則に疑問を投げかけ、最新のB.1.1.529亜種"Omicron"を命名する際にギリシャ語のアルファベット"Nu"と"Xi"の文字を避けたのではないかと推測しているソーシャルメディアの投稿がありました。
あるTwitterユーザーは、「新しいNuの変異体のニュースだが、WHOはアルファベットを飛び越えて"Omicron"と呼び、"Xi"を避けようとしている」と述べています(こちら)。同様のツイートはこちらとこちらにもあります。
WHOはロイター通信に対し、「"Nu "は "new "と混同されやすく、"Xi "は一般的な名字であるため使用されなかった」として、実際にこの文字が省略されたことをメールで伝えました。
→習近平個人に忖度したと言うより、中国人の苗字にありがちな文字を使うのは止めようとしたぐらいに理解したいですね。
『WHOの病名付けのベストプラクティスでは、「文化的、社会的、国家的、地域的、職業的、民族的なグループに不快感を与える」ことを避けることが提案されています。』 と声明は付け加えています。
→最初の頃にやっていたインド株とかイギリス株と呼んでいたことにより生じた差別のことをちゃんと考え、無機質な言い方にしようってことです。
→尾身茂さんが『僕が作ったみたいで不快だ』と問題提起されるとどうなるでしょうね?
2021年5月、WHOはコロナウイルスの亜種に、汚名を避けると同時に議論や発音を簡単にするために、ギリシャ語のアルファベットを使った無骨な英数字の名前を割り当てました(こちら)。
懸念される変異体(Variant of concern:VOC)というラベルは、より感染力が強いか、より毒性が強いか、ワクチンが効きにくいか、あるいはそれらの特徴が組み合わさっている場合に適用される(こちら)。
WHOはこれまでに、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4つの懸念される変異体を特定していましたが(こちら)、その次のレベルである「関心事」として2つの変異体を挙げています。2020年12月にペルーで確認されたLambda(ラムダ)と、1月にコロンビアで確認されたMu(ミュー)です(こちら)。
金曜日には、南アフリカで検出されたB.1.1.529の亜種をSARS-CoV-2の「懸念される亜種」と分類し、ギリシャ文字の「オミクロン」を指定しています。また、「この変異体には多数の変異があり、その中には懸念すべきものもある。この亜種は、他のVOCと比較して、再感染のリスクが高いことを示唆する予備的証拠がある」と述べています。(こちら)