法人カーリースを利用して取得した社用車を特定役員に貸与する場合の一般論
【1.貸与契約の締結】
貸与する際には、貸与契約を締結する必要があります。
貸与契約には、貸与期間、貸与料金、貸与条件等を明記する必要があります。
【2.貸与料金の支払い】
貸与料金は、法人が特定役員に支払う必要があります。
貸与料金は、事業用車の使用割合に応じて算出することが一般的です。
【3.私用利用分の課税】
特定役員が私用で社用車を利用した場合、私用利用分のリース料金は、給与として課税する必要があります。
【4.税務調査対応の留意事項】
《4-1.貸与契約の存在》
税務調査で指摘を受ける可能性を低くするためには、貸与契約を締結し、貸与料金を支払う記録を残しておくことが重要です。
《4-2.私用利用分の管理》
特定役員が私用で社用車を利用した場合、私用利用分のリース料金を適切に管理する必要があります。
私用利用分のリース料金を適切に管理するためには、走行距離や日数を記録しておくことが有効です。
➡通常はリース会社の提供してくれるアプリ若しくは、顧問会計事務所提供のアプリを利用して算出して対応します。
【5.まとめ】
対象となった役員とは貸与契約を締結する必要がある。
私的利用した分は課税対象となる。