マスク氏が教室でのPrideフラッグ掲揚を禁止すべきだと言った事実はありません。
基記事はこちら。
ある風刺サイトが、億万長者イーロン・マスク氏の言葉として、教室からPrideフラッグを永久に掲揚禁止するという記事を掲載しました。マスク氏が発言したという記録は一切残っていません。
SNS上の投稿では、マスク氏の写真がシェアされ、画像の上部にはテスラ社とスペースX社の創業者の言葉として、「教室内でのPrideフラッグ掲揚は禁止すべきだ。永久に！」、との記述が読み取れます。
しかしながら、このフレーズはマスクのプラットフォームXで検索してもヒットせず、会社のプレスリリースにも出て来ません。信憑性の高い報道機関で、マスク氏の発言を引用している所は皆無です。
風刺を自称するウェブサイトEsspotsは、2024年9月の見出しでマスク氏の発言として同じフレーズを挙げています。
マスク氏は、トランスジェンダーの保護といった進歩的な意見や政策を「覚醒したマインド・ウイルス」と批判し、子供の一人と疎遠になったのもこの考え方のせいだと非難してきました。
2024年2月、次のように彼はX上で語っています：「大部分の人々は、覚醒したウイルスが子供達の心をどれほど蝕んでいるかに気付いていません。ソビエト・レベルの洗脳を許すくらいなら、学校から連れ出した方がましです」
より効率的な政府を目指す役職にマスク氏を任命する意向をドナルド・トランプ次期米大統領が明らかにしました。この動きは、トランプ氏の当選を支援するために数百万ドルを寄付した世界一の富豪に、より大きな影響力を与えることになるでしょう。
X社からのコメントは得られていません。
【評定：証拠がありません】
イーロン・マスク氏が教室でのPrideフラッグの掲揚を永久に禁じようと提案した証拠は何もありません。