【デマの程度低過ぎ】Tim Walz氏が、ハリケーン・Miltonは「人工的に作られたものだ」と述べた事実はありません。
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民主党の副大統領候補Tim Walz氏のものとされるXのデマ投稿によりますと、ハリケーン・Miltonは「ロシアの科学者によって人工的に作られた」とされていますが、この偽のスクリーンショットはWalz氏の本物のXアカウントとは一致しませんし、ミネソタ州知事がオンラインでそのような発言をした証拠もありません。
Kamala Harris-Tim Walz陣営の代表はロイター通信に対して、「Walz氏がそのような投稿をした事実はありません」と語っています。
10月9日に、ハリケーン・Miltonがフロリダ州を襲い、竜巻を発生させ、数百万人が停電に見舞われました。
この嵐はまた、政府が政治的利益のために天候をコントロールし、標的にしているというデマの流布を助長することとなりました。
Xのデマ投稿は10月10日付で、10月14日と15日にX上、及び、Facebook上でシェアされ、Walz氏の画像、彼の本物のXハンドルネーム、そして、次のような文章が含まれていました: 「私は、ロシアの科学者がハリケーン・Miltonを人工的に作り出したという紛れもない証拠を入手した。彼らは、我々が知っている高度な技術を使って、地球の重力場を変えることに成功した」
捏造されたスクリーンショットの初期のものは、ロシア語の投稿で10月12日にシェアされていました。
ミネソタ州知事のWalz氏が、彼だとされるメッセージをオンラインに投稿した事実はありません。彼の公式Xアカウント(@Tim_Walz)をキーワードや 語句で検索してもヒットしません。また、Walz氏がそのような発言をしたという信憑性のあるメディア報道も存在しません。
ロイター通信は以前にも、Miltonは気象操作の産物であるとか、アラスカ大学の高周波活性オーロラ研究プログラム(HAARP)の技術によって生成されたという英語とスペイン語の与太話を取り上げています。
【評定:そのような事実はありません】
スクリーンショットに示されているような、Tim Walz副大統領候補がハリケーン・Miltonは「ロシアの科学者によって人工的に作られた」とXに投稿した事実はありません。