【あたおか】この動画は、ワクチンが「5Gタワーに反応する」マインドコントロールの神経兵器であることを裏付けるものではありません。

この2人が並んでいたら、 #見る価値無し と判断する人が増えますようにw。

Karen Kingstonは、COVID-19に対するワクチンが「5Gタワーに反応する」「マインドコントロールの神経兵器」であることを確認する新しい証拠を提示したのでしょうか?いいえ、それは事実ではありません:彼女は、以前Lead Storiesによって論破された誤った主張を繰り返し、根拠となることは何も書かれていない論文から、自分にとって都合のいい文脈だけを切り出した無関係な引用でそれらを「支持」しただけです。

この主張は、2022年10月3日にPetersのウェブサイトで公開された Stew Peters show(アーカイブはこちら)の一部を起源とし、Rumble(アーカイブはこちら⇦上手くアーカイブ出来ていない模様)やその他の代替ビデオホスティングプラットフォームで共有されたものです。

そのコーナーの見出しにはこう書かれていました:

証拠ありーワクチンに含まれるマインドコントロール神経兵器:秘密文書はワクチン接種者が5Gタワーに反応することを暴露している。

https://rumble.com/v1mis7q-evidence-mind-control-neuroweapon-in-the-vaxx-hidden-document-exposes-jab-c.html 

執筆時点では以下のような感じでした:

(出典: 2022/10/10 月曜日 10 19:17:43 UTCに取得したStewpeters.comのスクリーンショット)

Petersは00:15にゲストを紹介し、次のように述べました:

Karen Kingstonは、COVID注射が5G放送塔と連携して大量破壊兵器として機能しており、それを証明する文書(グラフェンナノチューブに関する文書)を持っていると言っている。Karenによると、人々は軍用電磁波装置によって軍用神経兵器を注入されたそうだ。このことを立証するのに必要な全ての文書を持っているとKarenは言っている。

https://www.stewpeters.com/video/2022/10/evidence-mind-control-neuroweapon-in-the-vaxx-hidden-document-exposes-jab-can-react-to-5g-towers/ 

1分43秒のところで、 Kingtstonは彼女の主張の本質を、過去のカメラ出演への言及から説明しました:

酸化グラフェンを用いた正イオン電荷の脂質ナノ粒子。私はその証拠を提示しました:これらの製品は、暴君的で邪悪な社会病質者であり大量虐殺者である狂人とFDAによれば、電子機器と見なされている。だから、社会病質者が何を考えていて、どうすればそこから抜け出せるのか、絵に描きたい。というのも、ワクチンには酸化グラフェンナノチューブを使った電磁場を司る脂質ナノ粒子が含まれているからだ。人間は磁性体なので、このことは分かっている。また、慢性的な頭痛に悩まされている人も存在する。これらは全て、慢性的な放射線被曝の症状である。何故なら、それらは電磁場を体外に放出し、放射線を受け入れているからであり、5Gタワーからもそれを受け取ることが出来るからである。

https://www.stewpeters.com/video/2022/10/evidence-mind-control-neuroweapon-in-the-vaxx-hidden-document-exposes-jab-can-react-to-5g-towers/ 

しかしながら、COVID-19に対するワクチンには酸化グラフェンは含まれていませんし、5G波には、説明されているような形で人体の反応を遠隔操作で変化させる能力はないのです。Lead Storiesは、既にこちらこちらこちらこちらこちらで、それらの主張を論破しています。

2分58秒のところで、Kingstonは彼女の言葉を裏付けるとされる、まさに最初の「証拠」を持ち出します。ジョージタウン大学教授のJames Giordano氏の文章から引用したものです。彼は神経学と生化学の専門家で、国防総省の科学部門である国防高等研究計画局(DARPA)の諮問委員会の任命メンバーとしても働いています。Kingstonは言う:

彼が述べているのは、神経兵器は消費者向けのアプリケーションに使われる可能性があるということだ。

https://www.stewpeters.com/video/2022/10/evidence-mind-control-neuroweapon-in-the-vaxx-hidden-document-exposes-jab-can-react-to-5g-towers/ 

2022年10月10日、Lead Storiesが電子メールでコメントを求めたのに対し、Giordano氏はこの主張に反論しています:

動画の女性は、私の文章を文脈から外し、他の引用を流用して、その意味、真実性、意図を誤解しているのです。私は、COVID-19ワクチンが武器を意図したものであり、武器として作られたものであり、また武器として使われたものであると主張したことはありません。ご存知のように、私は国防総省のCOVID-19プロジェクトに参加し、政府と軍の集団におけるパンデミックと戦うためのあらゆるリソースの使用に関する倫理的ガイドラインを評価・開発し、この観点から、ワクチンの安全性と有効性について強く提唱しています。彼女が「引用」している論文では、ナノ材料を利用して、エアロゾルの形で、或いは他の注射剤の成分として投与すれば、非常に破壊的な効果を持つ運搬体や薬剤を作ることが可能であると定義されています。私は、COVID-19ウイルスや一般に入手可能な全てのワクチンは、いかなる形でも兵器化されたものではないことを、あらゆる証拠に基づいて繰り返し断言してきました。

https://leadstories.com/hoax-alert/2022/10/fact-check-this-video-does-not-confirm-that-vaccines-are-mind-control-neuroweapon-that-can-react-to-5g-towers.html 

Karen Kingstonは、他の主張のバリエーションで「バイオテクノロジー・アナリスト」とCOVID-19ワクチンの内部告発者として紹介されていますが、この問題についての中の人としての知識はありません。LinkedInのプロフィールによると、彼女はパンデミックの20年以上前にPfizer社で営業とマーケティングに従事しており、彼女の職務はワクチン研究には一切関与していなかったということです。その後、彼女は「キャンペーンの焦点を若い男性に移すことで、バイアグラのリニューアルに不可欠だった」と語っていますが、これもワクチン組成に関する専門性を高めるものではありません。

このおばちゃんは確かに元Pfizer社職員ですが、営業とマーケティングの仕事をしていた文系の人です。バイアグラ売りのやり手おばちゃんと覚えておきましょうwww。

以前のファクトチェックのために、Lead StoriesはPfizer社に電子メールで連絡を取り、KingstonのPfizer社での雇用と、彼女の主張について尋ねました。広報担当者は2021年8月4日付の電子メールでこう返事を送ってきました:

元従業員の確認には時間がかかりますが、彼女がPfizer-BioNTech COVID-19ワクチンの研究、開発、製造に一切関与していないことは確認出来ます。

https://leadstories.com/hoax-alert/2022/10/fact-check-this-video-does-not-confirm-that-vaccines-are-mind-control-neuroweapon-that-can-react-to-5g-towers.html 

パンデミックに関する他のLead Storiesのファクトチェックは、こちらでご覧頂けます。


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