ドイツでオペラ歌手をしながら口笛を副業にしています
初めまして、オペラ歌手・口笛奏者としてドイツで演奏活動をしているヨーゼフです。
生まれと育ちは東京の郊外で、ドイツには6年以上生活しているアラサーです。
僕は将来「いつか本を書いて、自分の経験を活かして人の役に立ちたい」という夢があります。
その第一歩として、このNoteを始めることにしました。
今は、ドイツで音楽家としてそれなりに好きなことで生活できていますが色々な紆余曲折がありました。
ちょっと長くなりますが、自己紹介にお付き合いいただけたら嬉しいです。
いじめられっ子から音楽家になるまで
〜10代 日本
小学校の時いじめられる。勉強はまあまあできたが、運動音痴でコミュニケーションが苦手だった。
中学校は隣町のところに進学し、知り合いゼロからスタート。いじめられそうなこともあったが、先生や友人に助けられた。吹奏楽部でチューバに出会い、管楽器を始めた影響のためか口笛の音も出るようになる。
高校で進学コースに入るも勉強についていけず、クラスに馴染めなかった。吹奏楽部のお陰で学校には通っていた。口笛はちょっとした特技として友人や家族に披露していた。
将来は、教師になって吹奏楽部の顧問として活躍するのが夢だった。
地方の国立大学で教育学部の社会科を専攻。またもやクラスに馴染めず、勉強のモチベーションも上がらなかったため、興味のあった英語科に転科する。
20代前半 日本
口笛の全国大会に初出場するが、入賞できなかった。その後の世界大会もエントリーするが予選落ちし、挫折を味わう。
悔しさをバネに大学4年生で口笛の演奏活動を本格的に始めるようになり、年に50回ほどボランティア活動を中心に演奏する。
大学3年から音楽科を副専攻し、英語と音楽の教員免許を取得する。英語よりも音楽の先生になりたいと思い、大学4年の夏に声楽を始める。半年のレッスンで他大学の大学院音楽教育科に合格する。
ほぼ初心者で大学院に入ったため、周りの学生のレベルや授業についていけず苦労する。
留学を考え、ドイツで行われた声楽の講習会に初参加するもののボロボロになる。
大学院に在学中、口笛の全国大会に再出場し、ベスト5に入賞する。
20代後半〜 ドイツ
大学院の交換留学制度でドイツの大学に在籍し、独語を勉強する。ほとんど話せない状態からスタートし、1年でB2の資格(中級レベル)を取得。
大学院を修了後、ドイツの音大に入りたいと思うようになり受験する。一浪の末、音大の声楽科に学部から入学する。(コロナの影響もあり、5年間在籍する)
在学中、口笛の演奏活動と地元の合唱団の指導などでバイトをするようになる(コロナ禍では休業)
口笛のオンライン世界大会に2度出場する。最初は審査員賞を受賞し、2回目で総合優勝する。
レッスンやオーディションでなかなか結果が出ず、メンタルに不調があったり、断念して帰国することも考えた。しかし、5年生の冬に奇跡的に2つの劇場の合唱団にオーディションで合格する。
ドイツの地方にある劇場の合唱団に、試用期間を経て正規団員になる。サラリーマン歌手になりやっと経済的に自立する→今ここ
転科、留学、海外就職を経て
私はコミュニケーションが苦手で場の空気が読めず、学校やバイトでも指示通りに動いたり、他の人が普通にこなしていることができず(時間を守る、整理整頓、その他事務作業など)様々な苦労をしました。
そして、「音楽で食べていくのは難しい」という不安から色々な道を模索しましたが、どれもしっくりこず…私はかなり回り道をしました。
元々、確固たる信念もなくオペラも成り行きで始めてしまい、かといって好きな口笛だけで生活するのは難しく…
将来何がしたいのか分からず迷いながら、ただただ目の前のことに取り組みました。
そして、多くの人に助けられてなんとか、自分の納得できる道へ進めることができました。
今考えたら、人付き合いや生活で苦労したことや音楽に一見関係なかった色々な経験が全て今の仕事に役立っていると感じます。
そして、トライアンドエラーをしながらも、自分にある程度合っている道に進めたこともよかったです。
何よりも、音楽という自分に最も生きがいを感じられるものに出会い、その音楽を通じて多くの人と繋がることができたことに感謝しています。
ちょっと変わった素人が書く自己啓発本です
僕は、日本・ドイツでの様々な経験や本やセミナーから学んだことを通じて
・自分の適性ややりたいことを見つけて、充実した生活をしたい
・コミュニケーションや段取りなどが苦手だけど、少しでも楽に生きれるようになりたい
・やりたいことにチャレンジして、納得した道を進みたい
という方々に何か力になれればと思います。
しかし、僕は決して上から目線で自分の経験や価値観を押し付けることはしたくないです。
正直言って今でも、嫌なことがあって落ち込んだり、チャレンジすることを恐れたり、今の仕事や生き方に疑問を持つことも度々あります。
僕もまだまだ未熟です。
だからこそ、「僕も悩んでいるけど、一緒に乗り越えていこう!」みたいなスタンスで書けたらと思います。
焦らず、自分を大切にしながら、コツコツと今できることを一緒に取り組んでみませんか?
自己啓発本のパーツを一つずつ作り上げるような形でコラムを書いていきたいと思います。次回は「進路」をテーマにしたいと思います。よろしくお願いします。