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夏の保湿ケアの重要性と、 美容液2本の開発秘話。 ジョシーユ ディレクター / 今井クミ

2022年春にリリースされた2品。
ジョシーユのエッセンス「梅と桜」、セラム「黒豆と白樺」。

え、なぜこれから暑くなる時期に保湿系の美容液発売?と思われた方多いと思います。夏を迎える時期にあえてこの美容液2点をリリースしたのにはわけがあります。

私自身、夏はとても気を使って肌をお手入れしています。夏は暑いので感じにくいですが、年々強まる紫外線、エアコンによる乾燥、暑さや汗などの刺激など、肌にはかなりダメージを与える要素があります。でも、暑さゆえ、ケアはさぼりがちに。9月の夏の終わりを迎える頃には、肌はごわっとし、角質は厚ぼったく、きしきし乾燥しくすんでいる状態になってしまいます。同じ状態の方はきっと多いのではないでしょうか。

一気に老化してしまいそうで急に焦りますが、そうならないように、夏こそ日々のケアをしっかり行うことが大事、と自分に言い聞かせています。笑

冬はもちろん夏も気持ちよく使えて効果的な保湿をスタッフ一同が求めていて、あえてこの時期に、この2品の発売に行き着いたんです。

まず、“べたべたせずに、ぐ〜っと肌に入って自然に潤う感じ”これがキーワードでした。(しかも秋冬も保湿がしっかりできること。)何品もたくさん塗り重ねるのは重い・・・という意見も多く、“自分のすっぴんが好きになれるもの”というのも皆意見が一致。ヘルシーな肌を愛するジョシーユメンバーらしい発言です。

◎まず、エッセンス「梅と桜」について。オイルの二層のものが個人的にとても好きで、自分の目指す肌の仕上がり感があるので、ジョシーユをはじめたらとにかく最初に出したいと思い、信頼する美容家の菅野沙織さんに相談をはじめ開発をスタートしました。オイルの配合量のバランスはいろいろ試作し、ちょうどいい保湿感にいきつきました。(べたべたしないけど、しっとりするがポイント)色もオールシーズン気持ちよく使えること、朝テンションがあがること、素材の恵みを感じられることを重要視しています。

このピンクは紫根(天然の美容成分がある植物)で色付けされたピンクのオイルで、美容液とよく振り、混ぜて乳化させて使います。洗顔後の肌が少し水分を含んでいる時がおすすめ。ぐ〜っと入っていく感じを実感してみてください。

付け方は、洗顔後にお好みで化粧水をつけてからでもよいですが、夏場はこれだけでもいいと思います。お肌の状態に合わせみてください。洗顔後すぐでも、まるでブースターをつけてからつける化粧水の入り方のように浸透感を感じます。これがとにかくやみつきになります。

艶やかな生命力を一気に与えてくれるようなとてもエネルギーを感じるエッセンス。シンプルなこのケアでヘルシーな艶やかな肌がさっと完成します。これ、かなりの時短です。(夏はケアが長いとその間に汗ばんでしまうので、これ大事。)

成分に関しては、菅野さんと話し合っていく中で、私たちが好きな日本の良き成分をふんだんに使いたいよねと意気投合。もともと私たちは以前、老舗の自然食品&化粧品メーカーの開発の仕事を一緒にしていたため、日本の生産者さんや素材にはとてもこだわりをもっていましたので、梅、桜、りんご、芍薬、月見草、米ぬか、椿油、ホホバ種子油などの自然の成分でしっかり外敵からバリアしてくれる植物の恵みをたっぷり使用したのです。

しかもうれしいのが、カカオ種子エキスでブルーライトから肌を守っていくれること。リモートでパソコンと長時間向かい合う仕事なので、これポイント高いですね。とはいえ、なるべくブルーライトを浴びる時間は少なくしたいものですが。

そして、菅野さんが考えてくれた大人気の香りはイランイラン、ゼラニウム、オレンジ、柚子。華やかでありながら気持ちが落ち着く優しい香りで、1日が気持ちよくスタートできます。あ、そう、手のひらを鼻に当てて深呼吸していてくださいね。(毎朝1.2秒の余裕を常に持ちたい。笑)香り、だいじですよね〜。彼女が作る香りはいつも本当にさりげなくて素敵なんです。

私自身、夏の朝、ささっと素早くヘルシーに肌が仕上がることで、心までヘルシーになる気がしていますが、ご愛用いただいているお客様から、「私の肌にあうのよ〜」「肌が健康的になる感じで、すっぴんでいたいと思っちゃうのよ〜」という声を多くいただいています。これって、自分らしくいられる仕上がり感であることが、ヘルシーであることがその結果を生んでいると感じています。

そして、夜はぜひ、しっかりとエッセンスの後にミルクセラム「黒豆と白樺」で丁寧に保湿をすることをおすすめします。セラムによる夏の保湿の必要性に関しては、美容アドバイザーMARIさんに聞いてみました。


Q1. 夏はべたついてるし、保湿って、少なめでも良いですか?

A1. いいえ、セラムは2プッシュが基本。少し夏は多いと思っても、この量を守るのが大事です。まずお肌の数箇所にのせて、つけムラのないように手のひらであたためながら、ゆっくりプレスし首筋までなじませます。ここでこすらないように十分に注意して香りを楽しみながらパックするように、とにかくゆっくり丁寧におこなうことが大事なんです。夏は喉が乾くように肌の内側は乾いているんです。外は湿度や汗で潤っているように感じていますが、それは大きな間違いなんです。


暑い夏こそ、まず、基本の肌を整えることが大事なんですね。


Q2.美容液や乳液を選ぶ基準は何?

A2.まず、このセラムの良さは、夜丁寧につけた翌朝、やわらかくふっくらしている肌に大満足で、悪い状態が続かず、戻りやすい。(トラブル知らずってことですね)なんとなく調子いいなあ〜が続く感じ。これ、最強ですよね。揺らぎ知らずということですから。こんなに安定すること、あまりないように思います。

あ、これ必ずやってほしいんですが、瞼にも必ずつけて、目尻には薬指で重ね付けを忘れずに。強い機能美容液を使わなくても年齢肌が気にならず、いい調子が続くこの感じが自分の肌を好きになれるということだと実感しています。


夏の終わりのがさついた乾燥して厚くなりくすんだ肌、なりたくないですよね。そのための成分は、エッセンス同様、日本古来から愛されているものを選択しています。

黒豆や白樺は古来から美容によい成分として愛されてきました。透明感のあるきめ細やかな肌は、ダメージに強く、ふっくらして柔らかい。1年中そんな肌でいることがとにかく目標です。また、天然ヒト型セラミドを配合し、さらに健康的な肌の仕上がりが期待できます。

男性にも使いやすいべたつかない使い心地なのでシェアコスメとしてもおすすめです。(男性雑誌でも掲載されていますよ。)またある友人は、口元や目元などに、乾燥が気になったら重ねづけをしているそうで、リビングに置いていました。びんのデザインがシンプルなので、自然にインテリアになじみます。

そして香りは、エッセンス同様、菅野さんにお願いしたもので、ダマスクバラがはいっており少し優雅で女性的なやさしい香り。日中の忙しさを忘れてゆったりした気分になれるから私はこのセラムのケアの時間がすごく好きです。

最後に、エッセンス、セラム、共に、箱は緩衝材として箱の内側に使用されるFSC認証紙のみを使用してエココンシャスなパッケージに。開封後は化粧筆を立てたりなど再利用もできますよ。容器は共にガラス。リッチな使い心地でありプラスチックをできるだけ使用しないように商品開発をしています。

先人の知恵と自然の恵みに感謝し、安全な成分で、家族全員でずっと長く使えること。これはジョシーユの製品づくりでとても大事に考えていることです。私自身、おばあちゃんになってもずっと使いたいものづくりをしていきたいと思っています。みなさまもどうぞジョシーユを長くご愛用いただけますように。

さあ、この長い夏をどうぞしっとり保湿されたお肌でお過ごし下さい。
あ、そう、海やプールの後には、必ずすぐにお手入れしてくださいね。約束です。

プロフィール紹介

菅野沙織
美容家 産業能率大学准教授 姫路女子学院特別講師明治大学農学部農芸化学科卒。大学時代に学んだ発酵学、微生物学、環境学をきっかけに当時オーガニックの先駆けであった株式会社ナチュラルハウスに入社。自然化粧品・健康食品の開発を行いその後独立。インド・モロッコなど旅をしながら世界の自然療法を学び、美容家としてこれまで500アイテム以上の商品を開発。現在はエシカルでサスティナブルな化粧品開発の傍ら、大学や高校でビューティービジネスやSDGsについての講義を行なっている。

MARI
ジョシーユ研究所 美容アドバイザー 


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