助産院の開業を決めた理由①
助産師さゆりです!
前回の自己紹介記事で、性教育に目覚めた経緯や産後のママをサポートしたいという情熱、伝わりましたでしょうか。
が、最初から「助産院を開業したい!」と思っていたわけではありません。
むしろ「助産院開業する人とかまじすごいよね…私には無理」と思っていた側の人間でした。
全然開業する気なんてなかった私が、どうして助産院を開業することにしたのかお話していきます。
時短勤務の壁
もともと助産院の開業なんて微塵も考えていなかった私は、助産師になってから大学病院→地域の産科病院でフルタイムの勤務助産師として働いていました。
2020年に第1子となる娘を出産し、約1年後に時短勤務で仕事復帰しました。
私の働く病院では、1日の働く時間を短くする時短ではなく、月の出勤日数を減らす形での時短という、世間的には珍しい形の時短勤務でした。
(看護師や助産師として病院に勤務している方はわかると思いますが、交代制勤務なので、通常の時短だと申し送りがうまくいかず働きにくいんですよね…。そのため、1日あたりの時短をまとめて出勤自体を減らすというやり方をとっているようです)
時短勤務のため、月16日出勤、夜勤なし、オンコールなし。
これ、かなり優しめの条件だと思いませんか?笑
もともと残業もほとんどないような職場だったので定時であがり、保育園のお迎えも全く問題なく行けていました。
休みが多いので、平日なら子どもを保育園に預けて自分がゆっくり過ごしたり(休みでも平日なら預けられる園だったので)、子どもの急な体調不良でももとの休みが多いために有給を削らなくて済んだり助かっています。
夜勤もないので生活リズムが崩れることもなく、オンコールもないためゆっくり眠れる日々…。
が、こんなめちゃ働きやすい時短勤務は子どもが3歳になるまでなんです。
子どもが3歳を過ぎたら、フルタイムに戻ります。
つまり、月20日出勤、3交代制で夜勤あり、オンコールあり になる…。
子どもが3歳になっても、保育園なのは変わりないし、夜勤をするならその日は夫に協力してもらって送迎や寝かしつけなどを頼まないといけません。
休みが減るので子どもが体調を崩せばどんどん有給がなくなり、平日の自由な時間も減ってしまいます。
ここまで想像した結果、とりあえず娘が3歳になるまでに二人目を産まなければ!と私は考えました。
二人目の妊娠
もともと子どもは複数欲しいと考えていましたが、正直一人の子育てと仕事の両立でもいっぱいいっぱいで、なかなか二人目とは考えられませんでした。
しかし、娘が3歳になってフルタイムに戻った後に妊娠した場合、つわりなどの妊娠中の体調不良が起きた時にシフトに穴をあけることが多くなるかもしれません。
そのことも考慮して、時短勤務の間に妊娠、出産となるように逆算して二人目の妊活を始めました。
そうして二人目を時短勤務の間に授かることができ、つわりなどの体調不良はあったものの、職場に大きな迷惑をかけることなく産休に入りました。
ここでふと思ったんです。
二人目を出産後仕事復帰し、時短勤務で3歳まで働く…でもそのあとは?
もう一人産む予定は今のところありませんし、子どもが2人いてフルタイムで働くのってかなりハードモードじゃない?と。
きっと多くのママがそこで「パートにする」「仕事を辞める」という選択をするのかもしれません。
でも私は第3の選択を思いつきました。
副業でフリーランス助産師になる
正社員からパートになれば、月にどのくらい働くかは契約で自由に決められます。会社の雇用保険に入れてもらえる日数で、日勤のみで契約することも可能です。(病院側がそれでよいと言ってくれればですが)
しかしパートになれば、働く日数が減り、時給制になるためお給料が下がります。さらにボーナスなし、夏休みなどもなくなります。
子どもが小さくて学費などがかからないうちに、なるべく稼いで貯金をつくっておきたい…と思うと、なかなかパートにする勇気が出ませんでした。
しかし、パートにした上で副業として空いている時間に自分で仕事をすれば、その分の稼ぎがプラスになります。(実際そのような働き方をされているパートさんもいました。)
助産師が病院以外で仕事をする、というとイメージわかないかもしれませんが、市区町村の行う新生児訪問の業務委託や、講演活動、オンラインでの育児相談…など色々仕事はあります。
フリーランスで働くことは文字通り、自分がどんな仕事をいつどのくらいするか、自分の裁量で決められるということです。
パートで固定の収入を得ながら、フリーランスでやりたい仕事をして収入が得られたら、働き方の幅が広がる!と思いました。
1人目の産後から、性教育について学びSNSで発信する活動を続けていたこともあり、性教育の講座を開くことをまずは仕事としてやってみたい、と思うようになりました。
そこから色々フリーランスについて調べたり、性教育の講座がどのくらいニーズがあるのかリサーチするなどの準備を始めることになるのですが…
長くなってしまったので、そのお話はまた次回の投稿で ↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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