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誰かのきっかけに

経営学部マネジメント総合学科 4年
鉾修平

ピンクモンスターこと川崎涼介からご指名いただきました!
ほぼ毎日ピンクモンスターを飲んでいる川崎君だが、意外とチーム愛があるしサッカーに対しても意外と熱くて真面目なところもある。
遠征中に4年だけでミーティングしたときには熱い涙も…。
最後の年は同じポジションでライバルとして競い合えて楽しかったよ。



今日は11月24日。
卒業ブログの締め切り日。
締め切り日を28日だと完全に勘違いしていた。

現在の時刻 18;50
高校の同期2人と新潟に車で向かっている。
目的は母校のお世話になった人たちに挨拶や進路報告、初心に戻るため。

運転は最近免許を取得した川上選手。
教育実習ではパソコンの授業を行い、生徒より知識がないため情報の授業では致命的な質問を質問返しするという魂の授業を展開した。
そんな彼の助手席に乗るのは怖かったが思いのほか上手くて驚いた。でもバックは壊滅的。
「ありがとう」

やばいブログの存在を忘れていた。
書かないとやばいと思いつつも車内では思い出話で盛り上がる。
なんならやばいと思っていないのかもしれない。

2人と話していると学ぶことが多い。
自分にはない考え方を知れるのでとても楽しい。
「人間性とは」「応援される選手とは」「相手を理解するとは」
男3人でこんな話をして盛り上がっている。この時間が一番楽しい。

時刻 21:30
楽しい時間は過ぎるのが早い。長岡に到着。ただいま。

ん、なんか城西の4年生グループが騒がしい。
マネージャーからのLINE。
「27日までに出してください」
ここできました神のささやき。長岡を存分に楽しめそうです。
「ありがとう」


申し遅れました。経営学部マネジメント総合学科4年
鉾修平です。

このブログではこの大学で経験した全てを伝えたい。
後輩たちは、自分を見つめ直すきっかけにしてほしい。

高校では全国ベスト4を経験し、途中出場ながらも初戦以外は全ての試合に出させてもらった。ここで高校の話を始めたら何万字行くかわからないので割愛させていただく。

「勘違い」 自分はこの言葉から始まったな。

私が城西大学を選んだ理由はとても単純。
① 設備が良かったから
② 1人暮らしができる
③ 東京が近い

そんなところだな
磯貝がいることは懸念点だったが、、、(嘘)


大学生活が始まった。

高校の練習着を身にまとい、多分、イキっていた。
スタメンでもなかったのに。

大学での最初のカテ分けは、まさかのTOP。
正直びっくりしたけどめっちゃうれしかった。

県リーグも始まり、けが人が多い事もあって前期は途中出場ながらもたくさんの試合に出させてもらった。

しかし後期は全てベンチかベンチ外。
すごく不貞腐れて練習してたことは今でも覚えてる。

矢印は全部外。
なんでこいつがでてんだよ。おれ使えよ。

そんなときに堀越竜成(当時のキャプテンで今私が出会ってきたなかで一番尊敬しているひと)がこう伝えてくれた。

「応援される選手になれ」
「上手くいかないときの立ち振る舞いが一番大事」
「チームのためにできることは何か常に考えろ」

この言葉の本質に気づくのはまだまだ先のことなんだよな。



2年生が始まった。
今年から関東2部にステップアップしてめっちゃ気合い入ってた。

今年こそはと意気込んで迎えたシーズン前の豊橋遠征。
初日スタメンで「キター!!」と思っていた矢先、試合開始10分で相手と強く接触。

「内側側副靱帯損傷。全治3ヶ月」
もう笑うしかなかったな。なんでいつもこれからって時に怪我するんだろうって。
それでも自分なりにチームのために行動した。自分なりに。

そこから3ヶ月のリハビリが始まった。
復帰後のカテゴリーも1つ落とされたけど、結構前向きだった。
Iリーグで試合経験積んで、TOPに戻ろうと。

今思ったらIリーグで試合に出れると思っていた考えが甘かった。
ここから、ほぼ全ての試合でベンチだった。出場しても最後の10分。

練習では誰よりもクオリティを出してる自信があったし、試合に出たら活躍する自信しかなかった。ここでも矢印は外。

そんな中迎えた、東洋大学戦。
いつも通り最後の5分の出場。チームは負けていた。
その5分間で、自分が得点を決めれるシーンは2回もあった。それでも枠外。パスもずれまくり。
今の心理状況を表しているかのようなプレーの連続。

イライラが抑えられなかった。
試合が終わってクールダウン中に転がってきたボールを思いっきりネットに蹴った。

それを見ていた今井コーチに、最後の締めの時、人生で1番怒鳴られたんじゃないかレベルで怒られた。

悔しいというより、情けなかった。

親から毎試合後に届くLINE。
「今日も試合でてたね!頑張ってね!応援してるよ!」

まじで何してんだろう俺。親が今の自分を見たらどう思うんだろ?

俺は今の自分と向き合った。
今の俺は応援される選手なのか。
チ-ムに対して何ができているのか。

「え、今の俺ってチームにいらなくね?」

ここでやっと気づいた。
堀越竜成が言っていた言葉の本質に。

これをきっかけに、プレーも行動も全てが変わった。
変わらなきゃいけないのは自分だった。

ここまでで何が言いたいのかというと、

『自責の心を持ってほしい』

ということ。

環境のせいにするのは誰にでもできる。
今の後輩たちはポテンシャルが高い選手が多い。
だからこそ今の自分の立ち位置を受け入れてもっと頑張ってほしい。
常に自分に矢印を。
必ずできるから。

あと1つ、伝えたいことがある。
みんなには「応援したくなる選手」になってほしい。

「応援される選手」になるだけじゃなくて「応援したくなる選手」に。

塚田みたいにね。



自分が伝えたいことはこの2つ。
「自責の心を持ってほしい」
「応援したくなる選手になってほしい」

1度止まって、自分と向き合って考えてほしい。
このブログが誰かの考えるきっかけになればそれでだけで書いた価値がある。

みんなに俺の想い伝わっててほしいな。


ここまで後輩に向けてばっかだったし同期のみんなにも書こう。

この代はとても仲間思いな人多かった。
後輩が応援しているとき、試合にでてる4年の悪口言ってたら「じゃあおまえ出てみろよ」って本気でキレる嵐としょうやがいて、ほんとに俺はこの代で良かったと思ったのは忘れられないな。

でもこんなに個性の強い4年がここまで仲良くなれたのは、つかとじゅんせいがキャプテンだったからだと心の底から思う。

この4年間個人としてもチームとしても、上手くいかないことが多かったけど、ここまでやりきれたのは、みんながいたからだと胸を張って言えるよ。

学校のセブンで男気じゃんけんする時間。

みんなでイーフト大会する時間。

練習後にご飯食べに行く時間。

クラブハウスでぐだる時間。

グランドでジュース賭けリフティングする時間。

たじさんと喧嘩する時間。

犬飼と江田をシュート練でボコボコにする時間。

康太から友達いない相談をされた時間。

塚田に恋愛相談された時間。

つかのタオル隠してガチギレされた時間。

俺がタオル隠されたのになぜか逆ギレされた時間。

学年会で詩乃にランキングつけてもらった時間。

チームへの思いを泣きながら語った時間。

みんなでフットサルの応援に行った時間。

怪我してでれない悔しさを抱えながらも本気で応援した時間。

公式戦でゴール決めて4年がいる応援席に走って行って喜びを分かち合った時間。

まだまだたくさんあるけど、すべてが忘れられない最高の時間だった。
城西を選んだ自分本当にナイス。

みんなと出会えて本当に良かった。
大好きだよ!4年間ありがとう!





最後にこの場を借りて、産まれてから一番支えてくれた家族に感謝を伝えたい。
これまで何不自由なくいろんな事を経験させてくれてありがとう。
自分がサッカーをここまで頑張れたのは、試合に出ている姿を家族に一番見せたかったからでした。
自慢の息子になれたかな?
たくさん応援してくれてありがとう。
社会人になったらたくさん旅行連れて行ってあげられるように頑張ります。
お父さんとお母さんの息子で良かったです。


こんなん直接言えるかー!
ほんとにブログがあって良かったと心の底から思う。

現在の時刻 11月27日 23:45

ギリギリセーフ。
いや、かかりすぎでしょ。



あ、忘れてた。次のブログの人を紹介しないといけないんだった。

この話の後にこの人を紹介するのか...
しょうがないからするか。

次のブログは、西村洋人君です!
彼は話していても目が合わないと有名で、土田君とは4年間合っていないという噂も。
でもサッカーに対しては本当に真面目でどんな環境におかれてもやり抜いたのはすごいと思うし、西が最後の最後でTOPに上がってきたのは本当にうれしかったよ!
卒業後も西村の旅は続く。 

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