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タカラモノみたいなそんな感じです

友人に教えてもらった本が届いた。んー、装丁も好み。さすがリコメンドマン。

早速ページをめくってみる。最近本を読むのは静かな環境がいいのだと、改めて思う。言葉の粒が、サラサラと心地よさを届けてくれる。テンポがいい文章は尚更だ。知性を感じる。(stayhomeの時は絶好の読書期間だったんだなぁ…。)

友人と話していたんだけど、こういう一冊の本、音楽やラジオに対する想いを分かち合える関係性ってホントにいいなぁって、思う。

お互いに深掘りしていって、結構本質に近いところまでたどり着くのではないだろうか。

SNSの世界じゃなくて、身近にそういう人がいるってある意味奇跡なんじゃなかろうかと。

こんなにたくさんの人に会ってきているのに、そういう友人がほぼいない。友達いないみたいな人になってるけど、まぁ、本来友達と呼び合える関係性は少ないモノだよなと思う。

好きなものを好きと言い合える関係性は貴重だ。お互いの好きを知っているってとっても素敵だ。

相手がわたしを受け入れたり、私も相手を受け入れたり。それってなんか、タカラモノレベルなのだ。

出会いの数という母数を増やしていけば、そういう存在に出会えるか?というとそれも微妙だと思う。

"数"じゃない。その人との、培ってきた関係性だ。そして、"目に見えない何か"。

私は人の書いた文章からたくさんのことを読み取る。性格や視点、論理的なのか、感情論なのか。何を大切にしているか、どんなふうに学んできたのか。

SNSでのやりとりにあるテキストからも読み取れる。本当は何を考えているのか?色んなパターンを読み解く。

だからたくさんの文章を読んで、自分から発信するときに作る文章はその人の知性のカタマリだ。

そう、彼とはそんなに顔を合わせていないけれど、文章のやりとりで、シンパシーを感じたり、そこイイよね、とお互いのセンスを楽しんだりできている。

私は彼のセンスが大好きで尊敬していたりもするので、今があるんだろうな。

今日届いていた本は、雨の日に読むのがイイよね、と彼は呟く。私は想像する。

雨の落ちる音と、本から入るポツリポツリとした、言葉たちがとても心地良さそう。

そんなことを考えると、雨もやっぱり、悪くないなと思う。


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rurutaro
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