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〜池袋リビングループ〜道路にみる街のあり方
先日池袋は南池袋公園近くで開催された"池袋リビングループ"に行ってきました。
私、学生の頃は東武東上線の東武練馬に住んでおりまして、池袋が遊び場でした。当時この南池袋公園は隣に墓地があるしということで、あまり近寄らないところだったのですが。
それが今、人が集う賑わいの場へと変貌を遂げ豊かさを象徴している場所になりつつあります。
池袋リビングループで街に人とのつながりを
(後半も連休近く開催!楽しみ!)
2014年に消滅可能性都市として言われてしまった豊島区は、その後2017年までに信じられないスピードで”街づくり”を進めてきました。そして2016年にその拠点の一つとして南池袋公園が改めて新しいスタートを切ったのです。
その街づくりを推進してきたのが、nest.inc。
代表の青木さんは、様々な場づくりを手掛けています。そして南池袋公園の賑わいも、ここを中心に広がっていきました。
様々な商いをしている人たちが集まり、そこに繋がりを持たせる。今の時代それがもとになってSNSによって発信されますし、きっかけはさらなるつながりをもたらします。
埼玉の方から農家さんもいらっしゃっていたりして、お野菜が売られているブースもいくつか見受けられました。
あぁ、絶対おいしい。でも、流石にネギが飛び出してたりするのは恥ずかしい…なんて思ってなかなかこちらでは手が出せずにいるのですが。
私は農業にすごくポテンシャルがあると考えていて、これからの時代は「営農」だと思ってるんです。
AIによる機械学習や深層学習により、様々な気象が学習され、きっと事業承継も可能になります。誰もが農業をできる時代が来ると確信しています。
地方の農家さんも参加できる場所がもっと増えればいいのになぁ。美味しいのは間違いないので。
取材時にマスクをしていたのにもかかわらず、気づいてくださった青木さんの観察力がすごい!気さくにご挨拶も対応してくださりとてもうれしかった。
(1日目は、取材も兼ねて。2日は友人がひかるコーヒーさんに預けてくれた本をいただきに。長くなるので、何回かに分けて書こうかなと思います。)
SDGs未来都市豊島区のこれから
1日目は豊島区の高野区長、南池袋公園の立役者、nest.incの青木さん、馬場さん、無印良品会長金井さん、など錚々たるメンバーが池袋のグリーン大通りでSDGs未来都市となった池袋と、そのこれからを語るトークイベントがありました。
(豪華なメンバーのみなさんでトーク内容も濃かった!!)
私もSDGsの可能性は個人的に探っており、仕事の担当地区ということもあり足を運んだのですが、グリーン大通りの街中でのトークイベント!
こりゃ、おもしろい。これだけひらけた場所であらゆるトップの方のお話を聞けるなんて、素敵すぎる。
ちなみにSDGsの観点において日本は世界的に見て、OECD各国の中でも周回遅れと言われています。そこに私はちょっぴり危機感を抱いていたりします。
ちなみに、SDGsってこんなもの。見たことありますか?
なんで危機感?と思う方、多いと思うんです。そのわけは。
SDGsはESG投資の大きな指標となる
ESG投資、これもご存知がない方多いかと思います。
海外投資家が、投資しようと思う企業はESGに力を入れている企業です。
それは、環境や宇宙産業などの領域、いわゆるブルーオーシャンが広がっているからこそ。
そしてその指標となるSDGsに力を入れてない企業は、ポロポロと投資対象から外れてしまう。
それだけ、海外市場も視野に入れてきている企業にとっては重要項目なんですね。
特に先進国は、力の入れ方が顕著です。
そう、そしてトークイベントの中で気になるキーワードがいくつかでてきたんですよね。
遺贈寄付って?
まず、「遺贈寄付」。私お恥ずかしながら知りませんでした。
高齢化が進む時代、個人が他界した後、自治体に恩返しという形で寄付する方も増えていくのでは。
"良い暮らしをさせてくれた街に感謝をする"。
人ではなく、暮らしてきた街に、次世代に寄付という形での恩返し。
それは持続的な循環を生むかもしれません。残された人たちも、それを誇りに思うでしょうし、個人が大切にしてくれた街を、生きている私たちがもっとよくしていこう、そんな気持ちになるのではないでしょうか。
日本はクラウドファンディングにおいても、リターンが必須のようだと聞きました。つまり、ドネーションという形で誰かを応援する、恩返しをするという文化意識が低いのかも。
誰かに応援されて、今があると意識に根付いている人がどのくらいいるのだろう。なんてふと考えたのです。
グリーン大通りとシャンゼリゼ通り
グリーン大通りとシャンゼリゼ通りの道幅は大体同じというお話し!つまり作り方によってはあのように美しい道を作ることができるということ。
街のポテンシャルに私たちはもっと目を向けるべきかもしれません。
"道"はいつのまにか、"車"のためにあるものになってしまい、"人"が通るには狭いところが多くなってしまいました。
池袋のグリーン大通り付近の道は、コーヒー屋さんなどのお店が出店できるくらい、幅広で歩きやすい。
ここのお隣は地元仁井田本家のお店。うまーいお酒を燗にしていただきました。両日、距離をとりつつ人が賑わっていましたね。
路を人のために作る。それは、街のポテンシャルを引き出すきっかけになると思います。
一階づくりは街づくり
これはグランドレベルの田中元子さんが提唱しているテーマ。
街並みを見て、一階はどうなっていることが多いですか?特に日曜。
居酒屋さんなんかは日中、しまっていることが多いです。
その街の作りを、一階を賑わいの場にしておく、集う場にする、ということはとても大切なこと。
グランドレベルの施設、喫茶ランドリーに行くとそれがとてもよくわかります。あそこ、いい香りがするんですよ。
いい場所は、いい匂いがするのです。
少し前に喫茶マーケットという、コミュニティのお手伝いをしていました。そこもとても良い賑わいの場。また今は変容しています。
公園が上場している
海外の先進国では、公園が上場しているケースが少なくないそうです。これも驚きました。
またこれは続きがあるのですが、長くなりましたので次回。
明日はまた、南池袋公園に行ってからの、シモキタアンドンへお邪魔しに。
みなさま、お仕事の方も、お休みの方も、お疲れ様でした。良い夜を。
先日東京ドームで初ライブを開催した藤井風くん。岡山出身の天才。何も言わずにとりあえず聴いてみてー!
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