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「獲るだけじゃなくてサポートをしたい」。現役引退1年目から大仕事。アマチュアスカウトに転身した元ドラ1右腕・十亀剣が志すもの。【ライオンズに尽くした男たちの第2章】

投手が好投して相手打線を抑える。あるいは打者が相手投手を攻略して得点を挙げる。投げて、打って、守って、そして走る。勝利のために、チームは一つになって戦う。勝利をした時、表に出ているのは選手だったり、それらを束ねた指揮官、コーチであるのだが、チームの勝利への貢献方法は様々ある。スカウト、スコアラー、育成コーチなど。かつてはプレイヤーとしてグラウンドに立ち、勝利に貢献していた選手たちが、今や影の立役者となって組織の一員として貢献している。ライオンズに尽くした男たちの「人生第2章」を追った。第1回はアマチュアスカウト十亀剣氏。

 ――現役を引退されて、スカウトに就任されていきなりドラフト1位武内君の担当でした。大仕事でしたね。
十亀 そうですね。本当にドラフトが集大成って言われていたので、正直、自分が本当にこれで合ってるかどうか不安な部分はあったんですけど、上の方のサポートもいただいた。今回ドラフト1位を担当させてもらいましたけど、結果的にはたまたまです。でも、いい経験になりました。

ーー担当はどの地区なんですか?
十亀 東都は1部だけで、大学は他に千葉と関甲新、東京新大学も担当です。高校野球は東京・神奈川以外の関東。群馬、千葉、群馬、埼玉、山梨、栃木、茨城と言うことになります。

ーー一度、埼玉大会でお会いしましたね。
十亀 そうでしたね。

ーー昨季は東都が豊作の年で大変だったんじゃないですか。
十亀 本当にいい経験だったと思います。1日ずっと神宮にいる時も多かったですね。自分のチームにマッチングするところと、このピッチャーだったらできるかどうか。そういうところの判断は自分に任されているところなので、難しさはありましたけど、そういうのを軸に考えていました。

ーー実際、スカウトをやるというのは現役が終わったときに決まったと思いますけど、どういう心境だったんですか。 

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