先発投手を告知するベストなタイミング
おはようございます。
「考える力」のテーマはいかがだったでしょうか。
僕個人の感想としては出せるものは出せているという実感があるのですが、しかし、ライターのクセなのか、どうしても、こうすればよかったという悔いは後々出てきます。
実は一つ、出し忘れていた話がありまして、今日は「考える力」番外編で、もう1話、お付き合いください。「考える力 第1回」のところで出し忘れたネタです。
考える力 番外編
第1回のテーマでは「予告先発と曜日ごとの練習メニューを決めておく」ことで選手が自ら考えるようになる、と川越東高校の元監督・渡辺努さんの話をしたと思います。
しかし、実際の内容は「曜日ごとの練習メニューを決める」ことの話ばかりで、あまり予告先発については触れなかったかと思います。
これには、第2回の「中学硬式チームのある取り組み」と重複するからいいと思っていたのもあるのですが、高校野球を取材する中でいつも疑問に思うことがあるので、それを皆さんにお伝えしたいと思います。
甲子園の大会の取材に行くと、必ず、「試合前取材」というのがあります。
第1試合を除いては、試合開始予定時刻の1時間半前から室内練習場にて始まります。まず、一塁側のチームから始まって、その後、三塁側。
監督と部長、ベンチ入り全員の囲み取材をすることができます。
これはプロ野球も顔負けの素晴らしいシステムで、甲子園の決勝戦は日本シリーズより「舞台の神聖化」ができています。
元々は、中継局がその日の先発や打順などを予習しておくために作られたものだと聞いていますが、新聞メディアたちがTVだけはズルいと、それを許さなかったのだろうと思います。
そのため、試合前、監督や選手たちは試合前取材が義務付けられています。(甲子園に出場した際は覚悟しておいてください)
ここで何が行われるかというと、監督は今日はどんな試合展開に持っていきたいか、何点勝負か、どこがポイントか、相手チームの印象は何かを尋ねられます。
で、メディアが一番聞きたいのが「今日の先発投手は?」です。
エースが投げるだろうと分かっていても、わざと聞きます。気持ち悪いくらいに。準々決勝くらいでエースの登板回避したときにはザワッとしますが、通常は予定調和です。
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