
「ロボット審判」なる言葉をはじめて耳にしました。
野球の面白さを忘れずに改革すべし!
先日、「ロボット審判」なる言葉をはじめて耳にしました。
これは、アメリカのメジャーリーグでの話しですが、アメリカでは既に2021年からこの「ロボット審判」がマイナーリーグなどで導入されているようです。
具体的には球審の判定、つまりストライクやボールの判定に異議を唱えた場合に機械判定を行う、という仕組みです。
そう、日本でもお馴染みとなっているリクエスト制度の「ストライク・ボール判定」版ですね。
ちなみに現行のリクエスト制度ですが、アウトかセーフか判断が難しいプレイなど発生したときに、各チームの監督が審判に主張することで、ビデオでの判定が可能となる制度のことです。
しかし、全てのプレイの異議に使えるわけではありません。いくつか拾い集めてみたので紹介しておきますね。
先ずリクエスト制度の対象となるプレイには「アウト・セーフの判定」、「フェア・ファールの判定」、「デッドボール判定」などがあるようです。
そして、リクエスト制度の対象外となるプレイには「ストライク・ボール判定」、「ハーフスイング判定」、「走塁や守備妨害」、「ボーク」、「インフィールドフライ」、「自打球判定」などがあるようです。
ふむふむ・・でしょ。これは豆知識ということで。
確かにプロ野球の世界では、ミリ単位でその判断が極めて難しいプレイもあるので、ビデオは公正な判断材料となると思います。アウトか、セーフか、その違いはその後の試合の流れを左右する大きなポイントとなることも多いですからね。
そんなリクエスト制度は監督がベンチから出てきて、両手で長方形を作るサインで権利を行使しますが、一方で今回のロボット審判は投手、捕手、打者が権利を行使できるようです。
まぁ、いっそのことストライク・ボール判定は全てロボット化(自動判定)すれば?とも思いますが、1回の判定プロセスにはなんと15秒から20秒もかかるそうで、近年の試合時間短縮の流れとは逆行しますからね。
従って、各チーム1試合ごとに2回のチャレンジが可能、というルールらしいです。
まぁ、審判も人間ですし、時には間違えることもありますからね。しかも、審判によってはストラークゾーンが微妙に違ったり・・ほんと、審判とは大変な職業ですよね。苦笑
ということで、私なりに要約すれば次の通りですかね。
ロボット審判は判定の正確性を向上させるものの、判定までの中断時間が試合を止めてしまうし、審判の個性や人間的な駆け引きがなくなることで面白さも損なわれる可能性がある。
ですかね。そこで私からの提案。
単純なストライク・ボール判定ではなく、その一球が三振となるのか、或いは四球となるのか、そういったシチュエーションに限って行使できる、というのはいかがでしょうか?
おまけの写真は「ロボット審判」の映像です。それにしても、物凄い時代になりましたね。
