ポスティングシステムに25歳ルール。
セ・パ交流戦からNPB・MLB交流戦へと夢を描きます。
ポスティングシステムに25歳ルール。改めてその言葉の持つ意味について調べてみました。
あっ、販促チラシを配るポスティングとは違いますからね。プロ野球ネタですよ。苦笑
ポスティングシステムとは、海外FA権を取得していない選手のMLB移籍を可能にする制度です。
FAとは説明不要だと思いますが、フリーエージェントのことで、どの球団とも選手契約を結べる権利、それが「FA権」です。
NPB(日本野球機構)が定めた権利。
海外FA権を獲得するには、145日以上1軍登録されているシーズンを9シーズン迎える必要があり、さらに、海外FA宣言をして移籍をした選手がシーズン中に145日以上で1軍登録され、それが4シーズンに達すると再び海外FAが取得できます。
はい、以上豆知識ですが・・でも、随分と長年にわたって1軍でのキャリアを積み上げないと海外、つまりMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)に挑戦出来ないということです。
そこでポスティングシステムです。
海外FA権を取得していない、つまり国内での必要年数は積み上げていないけど、若いうちから挑戦したい、いち早くメジャーで活躍したい、そんな選手への救済措置です。
でも、そこには絶対ルールが存在し、それは所属している「日本球団からの許可が必要」だということです。
すなわち、日本球団は選手の意志に関わらず一方的に拒否することができるというルールです。
では、もう一つの「25歳ルール」です。
25歳ルールとは、25歳未満の選手がMLBに行ったとしても、契約金や年俸総額が制限され、かつマイナー契約しか結べないというものです。
そして、移籍の際はMLB球団から所属するNPB球団に譲渡金が支払われます。
はい、今何かと話題になっている佐々木朗希投手ですね。
所属する千葉ロッテマリーンズもポスティングシステムでの移籍を容認したようです。
そうなると、契約はマイナーで、契約金は最大でも750万ドル(約11億4000万円)球団への譲渡金は187万5000ドル(約2億8000万円)に抑えられてしまう、そんな内容も目にしました。
ちなみに、NPBオリックスからMLBドジャースへ移籍した山本由伸投手の場合、オリックスが獲得した譲渡金は5062万5000ドル(約72億円)と言われています。
佐々木朗希投手は23歳。あと2年待って山本由伸投手のように「25歳ルール」を回避する選択はなかったのか?ということですね。
大谷翔平選手にも25歳ルールは適用されましたけど、それまでの国内での活躍や実績など、チームに十分貢献してくれた、ということで、所属球団含めて国内にMLB挑戦を応援する雰囲気があったと思います。
それに対して、佐々木朗希投手はまだまだ国内での実績が足りない、一度も先発ローテを1年間守ることができずに規定投球回に到達したこともない、千葉ロッテマリーンズへもっと貢献すべき、そんな雰囲気があるようです・・って、もちろん私の感覚ですけど。苦笑
でも、佐々木朗希投手の持っているポテンシャルは誰もが認めるところですからね。
挑戦する以上は是非、一年を通じて怪我や故障なく活躍できる体づくりにも取り組み、頑張って欲しいものです。
それにしても、力のある選手がどんどんMLBに行ってしまうのは残念・・というか、寂しいですよね。
MLBで活躍している選手たちが、今もNPBでプレイしてくれていたら、国内のプロ野球もどれだけ盛り上がるのだろうか?って思います。
うん、こうなったらNPBとMLBがもっと交流出来るような、まさにセ・パ交流戦じゃないけど、NPB・MLB交流戦なんてことを夢見るしかないですね。苦笑
いずれにしても、スポーツの力は偉大です。はい、私は日本のプロ野球界も、そしてメジャーリーグでの日本選手を応援し続けますよ!
#スポーツの力
おまけの写真はボーイング787機材に座った席の足元の一枚です。うん、この広々とした空間は快適でしたね。笑