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手形サイト125日!?なんじゃそりゃ。下請法違反でしょ!
手形廃止で日本の商習慣もグローバル・スタンダードになることを願います。
「工事登録変更願います。手形サイト120日と記載していますが、通常125日とのことです。当方の記載ミスです」
とは、あるスタッフからのメールです。はい、下請法への抵触で告発したいですよ。
説明不要だとは思いますが、手形サイトとは手形の振出日から入金日までの期間のことです。
これまで中小企業庁と公正取引委員会は、長年にわたる商慣習などを勘案し、手形サイトについて繊維業は90日、その他の業種は120日を上限として、その日数を超える場合は下請法が規制する「割引困難な手形」に該当するおそれがあるとしてきました。
まぁ、「おそれがある」とは実に曖昧な表現なんですけどね。
そもそも、わが社は海外との取引も行っていますが、その全てが現金取引であり、もっと言うなら契約時に半分送金、そして残りの半分も船積み時には送金していますからね。
つまり、前払いなんですよ。
従って、手形取引という日本独特な商習慣、世界的に見ればチンプンカンなやり方では、前払いしてから、その代金が回収されるまでの期間は当社で資金調達をしておかなければならないんです。
例えば、施工期間が2ヶ月、元請の支払条件が末締めで翌々月20日払い、手形サイト120日であれば、ザっと約8ヶ月もの間の資金調達を行わなければなりません。
ほんと、あり得ない話しなんですよ。
そんな手形ですが、2024年11月1日から手形サイトの上限が変わります。
あっ、そもそも2026年をめどに紙の約束手形が廃止されるので、この際「約束手形」という仕組み自体を廃止すべきだと私は思いますけどね。代わりに電子手形やファクタリングという仕組みを作ったり・・ほんと嘆かわしいですよ。
さて、そのサイトの上限は60日。繊維業、その他の業種含めて全ての業界統一です。
ちなみにわが社では自振の支払手形はここ数年行っていませんので、別に構いませんが・・というより、繰り返しますが「約束手形」という仕組み自体を廃止して欲しいですね。本質が何ら変わらない電子手形やファクタリングもダメですよ。
全て廃止です。全て現金取引にすべきです。
ほんと、日本の商習慣もグローバル・スタンダードになることを願います。
そうそう、手形サイト120日だとか90日はアウト。125日!?なんじゃそりゃ!?ということですよ。
おまけの写真は奄美大島での一枚。うん、今度はバカンスで来よう!笑
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