ご縁を頂き、テニスコートのサーフェス改修工事を担当させて頂きました。
テニスコート。多様なサーフェスで期待にお応えします!
先日、近畿地区で民間のお施主様からのご依頼でテニスコートのサーフェス改修工事を担当させて頂きました。
改修はカーペットタイプの人工芝の老朽化に伴い、これらを全面撤去し、新たにハードコートにするという内容です。
ハードコートはテニス四大大会の中で全豪オープンと全米オープンで採用されるなど、世界ではスタンダードなサーフェスで、コートが平面で球速が速いのが特徴です。また、耐久性にも優れるので、長年愛され続けるコートであることを願っています。
さて、そんなハードコートですが、伊達公子さんが「日本の現状では世界で通用する選手を育てるのは難しい」と警鐘を鳴らしたのが今から約5年前のことです。
「コートが世界基準とかけ離れている。海外ではハードとレッドクレーが主流だが、日本は砂入り人工芝のコートが相当数を占める。これが選手の成長を阻む一因になっている」ということでした。
確かに、ハードコートでは表面が固く、ボールのバウンドは高くなり、バウンド後のボールスピードもあまり失速しません。
その点、砂入り人工芝ではボールが失速し、弾みませんからね。
そういったスピードの違いが世界のプレイヤーと格差になる要因であることは十分考えられることです。
もちろん、砂入り人工芝は水はけが良く、プレイヤーの足腰にも優しいので、テニスの愛好家に好まれています。ほんと、シニアやママさん愛好家には最適なサーフェスだと思います。
でも、ハードコートも進化しており、従来のハードコートより多層で塗装されるなど「足に優しいハードコート」も出てきていますからね。
いずれにしても、多様なサーフェスの中から用途に応じてチョイスする、ということですね。
クレイ、砂入り人工芝、ハードコート。或いはフットサルとテニスの兼用コート。
あっ、もちろんお問い合わせはコウフ・フィールドまで頼みますね。
おまけの写真は出張先での一枚ですが、場所は東京・渋谷です。とにかく人、人、人・・活気ありますね。
でも、こういった状況で地震でもくれば、ほんと怖いものがありますよね。
「活気があるな!」という一面だけ見ていてはダメということですね。