入浴中の悲劇を防ごう。
予防措置のセルフチェックで自己防衛を!
先日届いた女優で歌手の中山美穂さんの突然の訃報には、愕然とされた方も多いと思います。
私も若い頃に彼女の歌は良く聴いていましたし、また好きな女優さんでもあったので、本当に驚きました。
中山美穂さんは私より6歳も歳下なのに、ちょっと早過ぎますね。残念です。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
入浴中に起きた悲劇ということで、盛んにヒートショックという言葉が出ています。
これは寒暖差によって血圧が乱高下し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす、というものです。
これは他人事じゃないな、と思って調べていると、医師の森田豊先生の見解を目にしました。
そういうことなのか・・と納得できる見解だったので、こういった悲劇を防ぐ一助になればと思い、紹介させてもらいます。
先生によると4つの可能性が考えられるとのことで、それは(1)ヒートショックによる脳卒中や心筋梗塞、(2)入浴中の深い睡眠、(3)熱中症による意識喪失、(4)持病などによる発作、というものです。
でも、ヒートショックの場合は検視で心筋梗塞や脳卒中の症状を確認することができるので、今回はその可能性が低いということでした。
先生が最も考えられる状況としたのは、(2)入浴中の深い睡眠でした。
これは、ひどい疲れの時や睡眠不足の時、激しい運動の後やアルコールを摂取していた場合は、入浴中に深い眠りに落ちて溺死してしまう場合がある、というものです。
特に湯船が広いと眠りが深くなることがあるとのことでした。
私は飲酒した日は翌朝に入浴するようにしていますが、皆さんも十分に気をつけてくださいね。
ちなみに、(3)熱中症による意識喪失も気になりますよね?
これは、42度以上の湯に10分以上入浴すると、体温が38度近くまで上昇し熱中症となって意識を失うこともある、とのことです。
これが熱中症の正体です。長風呂の方は気をつけて下さいね。
それと、やはり一番多いのはヒートショックらしいので、こちらにも気をつける必要があります。
最後に、政府公表の予防措置を紹介しておきます。
・入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
・湯温は41度以下でお湯につかる時間は10分まで
・浴槽から急に立ち上がらない
・食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
・お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
・家族は入浴中の高齢者の動向に注意する
といった内容です。
貴方に該当する項目はありませんか?
特に一人暮らしの方は気をつけてくださいね。
浴槽から急に立ち上がらない・・私も気をつけます。
おまけの写真はFMWE興行での私が座っている場所からの一枚ですね。毎回こんな目線での観戦ですよ。