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企業とは、まさに環境適応業なり。

儲かっている業界はない。儲かっている会社が存在しているだけ。


先月末にアメリカ航空機大手のボーイング社が2024年12月期通期の最終損益を公表していました。

それによると、なんと118億2900万ドル、日本円にして約1兆8000億円の赤字でした。

しかも、最終赤字は6年連続だとか。

いやいや、赤字額が大きすぎて全く想像も出来ないんですが・・どんな大企業でも間違いなく経営破綻するレベルの累積赤字だと思いますが。

一体どれだけのキャッシュが蓄積されていたのでしょうか?どれだけの資金調達力があるのでしょうか?

そんなボーイング社は、BBCニュースによるとトランプ大統領就任式基金に100万ドル(約1億5700万円)も寄付したとか。

まぁ、トランプ大統領の保護主義、アメリカ第一主義だと経営破綻することはないのでしょうね。

そもそも、ボーイング社を取り巻く外部環境、すなわち旅客機の需要や防衛、宇宙分野も活況とのことで、外部環境は良好なようです。

であれば、内部環境に起因した経営悪化ということですね。

墜落事故・運航停止の影響、飛行中の機材事故発生などの品質管理問題、大型ストライキで出荷の大幅減少、などなど。

外部環境に恵まれている中であれば、もはや「自滅」としか言い表すことは出来ないのかも知れません。

例え外部環境が悪くても、つまり不況に悩まされる業界であっても、やり方を工夫してしっかりと成長している会社もありますからね。

ほんと、儲かっている業界はない。儲かっている会社が存在しているだけ。

その逆もまた然り。

すなわち、「企業とはまさに環境適応業なり」ってことですよね。

「企業は内部から崩れる」

ほんと、格言ですよ。学びとしたいですね。

それにしても、ボーイング社の今後から目が離せないですね。


おまけの写真は出張先でのディナー紹介。支那麺はしご入船店さんですね。ほんと、絶品でしたよ。

絶品!

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