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高所恐怖症でも上空が大丈夫なのは「現実味」の有無なのか。
感じたままに。感覚を大切にしよう!
上場しているような大手企業の経営破綻を伝えるニュース速報には、その影響の大きさを含めて衝撃的ではありますが、どこか他人事として捉えているような気がします。
その一方で、先日飛び込んできた地方都市での倒産ニュース速報には、何か他人事とは思えない危機感を抱きました。
それがこのニュース速報です。
○○建設が、○○地方裁判所から、破産手続開始決定を受けたことが分かりました。
○○建設は○○年に設立された土木工事業者で、地元の官公庁から国道、県道の維持・修繕、河川改修、堰堤などの各工事を手がけ、○○年には年間の売上高およそ3億円を計上していました。
しかしその後は、公共工事の予算削減により発注量が減少傾向となり、○○年の年間売上高は、およそ6000万円にまで落ち込み、採算性も十分に確保できず、財務内容は債務超過に陥っていました。
厳しい資金繰りを余儀なくされるなか、後継者がいないこともあり、先行きの見通しが立たなくなり、事業の継続を断念したということです。負債はおよそ5700万円だということです。
話しは少し・・いや、かなりそれますが、私は高所恐怖症です。ほんと、高いところに行くと足がすくむのが分かりますからね。苦笑
でも、飛行機での上空フライトは全然オッケーなんです。いや、むしろ大好きですよ。
おそらく、「落ちるかもしれない」という現実味がなくなり、恐怖心がなくなっている、或いは飛行機という中にいるから安心出来る、そのように自己分析していますけど。
要は、「落ちるかもしれない」という現実味の有無ですね。感覚の問題です。
その対極にあるのが「現実離れ」となるのかも知れません。現実に即していないこと、要は自分の感覚からかけはなれていることですね。
ということで話しを戻しますが、上場企業の経営破綻は「自分の感覚から離れている世界での出来事」となりますが、中小・零細企業の経営破綻は自分の感覚でもしっかりと捉えることが出来ているので、ゾッとするんです。
その感覚とは危機感。
こういった感覚は、マーケティングの世界でも当てはまることだと思います。
例えば、ユーザー目線で「現実離れ」したプレゼンを受けたとしても、それは単なる「夢物語」で終わってしまうものです。
よって、現実味のある提案が大切、となるんです。
「なるほど、これだったら出来るな!」という感じですよね。
感じたままに。相手の感ずるがままに。感覚を大切にしたいものです。
おまけの写真は博多駅にあるパン屋さんでの一枚です。時々利用していますね。パンの種類が多いので、「選ぶ楽しみ」が堪能出来ています。笑
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