空いた口が塞がらない出来事。
大切なことは自己防衛。これ以外になし!
特殊詐欺がこれだけニュースとなっているのに、この警察の対応には、まさに空いた口が塞がりません。
それはこんな出来事。
通信会社を名乗る男から「クラウドの使用料が未納で延滞料金と裁判費用が必要」と29万8千円の振り込みを要求された男性が、金融機関で「詐欺ではないか」と指摘され、区内の交番を訪問して相談したそうです。
ところが、対応した交番勤務の男性巡査長が、その相手方(詐欺師)と電話でわざわざ話したにも関わらず「金銭の催促の理由に矛盾がない」と判断し、そして指定額を振り込んでしまった、というものです。
要は、銀行から注意勧告されて交番に相談したものの、警察官が特殊詐欺だと見抜けず被害に遭ったということです。
しかも、ここは繰り返しますが「詐欺師(犯罪者)と電話で話した」上でのことですからね。
上記は京都府警山科署から発表された内容ですが、また同署は「署員が詐欺だと看破できず極めて残念。指導を徹底する」とのことでした・・いやいや、これは「喝」ですね。
大切なことは、警官と詐欺師でどういったやり取りが電話で行われたのか、「金銭の催促の理由に矛盾がない」とはどういう判断基準だったのか、それを明確にすることではないでしょうか?
そして必要となる対策。
もちろん我々には知らせることなく、警察署内で共有されているとは思いますが・・って、ダメでしょ。
だって、騙されるのは我々なのですから。
特殊詐欺の実例として共有化すべきですよ。
繰り返しますが、警官と詐欺師でどういったやり取りが電話で行われたのか、「金銭の催促の理由に矛盾がない」とはどういう判断基準だったのか、それをしっかりと伝えて再発防止の啓蒙とすべきです。
ほんと、犯罪抑制に繋がらない警察の対応には義憤しかありません。
ここは犯人逮捕を含めて、しっかりと結果を示して欲しいものです。
いずれにしても、この出来事から痛感するのは「自己防衛」の重要性です。
自分が100%納得しない請求には疑ってかかることです。それがメールやSNSであれば、なおさらですからね。
皆さん、気を付けましょう。
おまけの写真はアイランドシティで見つけたベンチ、休憩スペースですね。年寄りには有り難い空間です。笑