【第七回 #鳥オフ】デッキ構築論&解説【獄落鳥】
こんにちは。ジョウリンです。
今回は、運営として参加しているオフ会【鳥オフ】で心掛けているデッキの組み方を紹介すると同時に、直近の第七回で使った【獄落鳥】デッキの紹介をします。
0.鳥オフって???
鳥オフとは、自分が主役に決めた鳥がどれだけ輝いたか、輝かせられていたかを評価しあい、競いあうオフ会。
その評価は試合での勝敗は関係なく
《鳥カードの輝き》《鳥デッキの美しさ》《鳥デッキの面白さ》《嗜み》です。これをお互いに評価しあって総合点が一番高い人が優勝!!って形式のオフ会です。
ちなみに今回の優勝はYKKABさんの《パロット・ドラゴン》でした。素晴らしいデッキでした。対戦ありがとうございました。
https://twipla.jp/events/577115
ね?参加したくなったでしょ?
こんな鳥オフですが、過去《獄落鳥》以外にも作成して参加してきました。
自己紹介程度に数個、紹介します。
第四回【ブリザード・ファルコン】
《ブリザード・ファルコン》を《ショウフク》等で出力。
《スカルデット》や、《アビス・リンデ》を破壊したら出て来る《アビス・ラング》等でトリガーである打点上昇を行うデッキ。
第五回【転生炎獣 エメラルド・イーグル】
《転生炎獣 エメラルド・イーグル》を擦り倒すデッキ。コード・トーカーなどを使っていたので、パワーが高かったです。
緊急儀式術はルールミスなので《リターン・オブ・ザ・ワールド》に差し替えました。相手ターン儀式で相手一掃も狙っていました。
第二回 【獄落鳥】
《カオス・ゴッデス》で《獄落鳥》を出そうとしてた時期。アンデ軸ですね。
長年1羽の鳥と過ごしてきた人間もいますがが、私はこんな感じでメイン鳥は結構変更を繰り返しています。
その度に考え直してデッキを作ってきました。
かく言う《獄落鳥》は ver4.01くらいです。
今回は、前の成果を活かしつつ別の切り口で挑戦しました。
前置きが長すぎました!本題に移ります!!!
1.今回の主役!獄落鳥について
手札のチューナーモンスターをコストに、相手をエンドまでパクれる幻竜族のでっけーチューナーですね。
この鳥結局、何ができるん???(競合他者編)
はい、まずは使いたいカードの弱み、強みを挙げましょうそのためにも似た効果のカードと比べて、いきます。
《獄落鳥》は、相手のコントロールを奪えるのが特徴ですが、例えば戦闘したモンスターを奪取できる《幻惑の魔術師》や、手札ピーピングと合わせて《The suppression PLUTO》があり、こいつ等に劣ります。
特に《PLUTO》は同じレベル体なので、パクったモンスターと《真血公ヴァンパイア》に繋げられる点まで被っています。
上記のモンスターはエンドまででなく、対象を取らない&永続コントロール奪取な点でも勝られていて、いいところがありません。
なんなら、《心変わり》が2枚に帰ってきました。
おまけに、手札からチューナーをコストにするので、そこも頑張らないといけません。
折角《獄落鳥》を使うなら、上記のコントロール奪取持ちと構築で差別化を図りたいところです。
この鳥結局、何ができるん???(彼だけの強み編)
まず、目に入るのが幻竜族である点とチューナーである点。あと一応、名称ターン1が無いことです。
なので出し方はコイツに任せました。
幻竜族って言ったらこいつですよね。耐性を活かして露払いをしながら、デッキから出力できるのは強みです。
あとはチューナーである点を活かしてこのカードを採用します。
維持すれば破壊されても帰ってきます。なまじ打点3000を超えるので、魔法罠除去から入らないといけないのは結構鬱陶しいと考えました。
さらに、自壊手段を用意すれば、《獄落鳥》を再出力しもう一回相手のコントロールを得る効果を使えます!!
これに関しては、『チューナー』で探しても、素材にする以外で有効効果を発揮できるのは、《獄落鳥》が唯一といっても過言ではないレベルだと感じています。
その自壊手段ですが、《フルール・ド・サージュ》を使うことにしました。
素引き前提ではありますが、
《サージュ》で《獄落鳥》と相手カードを破壊しながらSS
↓
《カラリウム》の効果で《獄落鳥》を蘇生
↓
適当な素材に《サージュ》を使う
↓
墓地に行ってしまっている別の《獄落鳥》をガイザー用に再装填
+《グローアップ・バルブ》(獄落鳥のコスト)を拾う
このルートが成立します。
デッキじゃ~~~~~ん
とはいえ、パクったモンスターは殴りに使うだけってのは味気が無いです。
別に素材に使うのも悪くないです。
けど、なんか無いかな~《獄落鳥》であることを活かせてコントロールを得たモンスターを有効活用できるカード…
これだ~!!!!
《獄落鳥》はエンドフェイズまでしかコントロールを得ることができません。返却するモンスターに、この《反目の従者》をくっ付けて返します。
すると、効果が誘発し相手にバーンが入ります✌
パクったモンスターの打点で相手に引導を渡せる!これに勝る快感は無いでしょう。
と、いうことで大体強みを活かせる手段は見つかりました。
《獄落鳥》を《ガイザー》で出力、場に出した後は《カラリウム》で維持&隙を見て2回効果発動。
《獄落鳥》を何度も場に出して、相手の”鳥”を奪う。
駄目押しにコントロール奪取したモンスターに《反目の従者》を装備して引導を渡す。
こんなデッキになるように構築を進めていきました。
2.デッキレシピ
自然と『チューナー』を増やしやすい往年の【ジャンド】のギミックを中心に、《獄落鳥》の唯一性を高め、相性の良いカードを刺しました。
3.初動など
《獄落鳥》は1ターン目だと相手の場もしょぼくてパクりがいが無いです。
ですが、鳥オフは鳥を出すスピードにも重きを置いているので、獄落鳥の着地は2ターン目にはしたいです。
そして、初動で《カラリウム》を確保したかったので、そこも確保できるように2パターンとも《ヴィサス・アムリターラ》を絡めました。
なので、1ターン目に準備ターンを設け、2ターン目から鳥の本気を出すことにしました。
初動パターンA
(コンバーター+適当なチューナー)
結果
場:イゾルデ、リナルド、カラリウム、リフン(余剰アド)
手札:リビング・フォッシル、ドッペルウォリアー、竜星の奇跡
墓地:2チューナー
初動パターンB
宣告者の神巫
結果
場:イゾルデ、リナルド、カラリウム
手札:リビング・フォッシル、ドッペルウォリアー
墓地:2チューナー
2ターン目に《リビング・フォッシル》で《マナドゥム・トリッド》を蘇生。それに反応して《ドッペルウォリアー》を手札から出せるように、そいつらをイゾルデで揃えます。
また、《アムリターラ》から確定で《カラリウム》を持ってきておいて布石を張ります。
盤面がクソ雑魚で返るのはご愛敬。
4.メインの動き
2ターン目は集めた《リビング・フォッシル》、《ドッペルウォリアー》で《ルイ・キューピット》を作るところから始めます。
ここまで確定で動いて、余った手札と召喚権でアドリブしていきます。
大体、頑張って《バロネス》を立てます。
展開は《ルイ・キューピット》が動きの要です。
このカードが、《ガイザー》へのレベル調整、《獄落鳥》のコスト確保を担ってくれます。
また、《ブレイバー》をチョイスした理由ですが、
があります。
③について詳しく語ると、初動パターンBからこの展開に行くと、その返しのターンで《御巫舞踊-迷わし鳥》、《オオヒメの御巫》、《反目の従者》が墓地に揃うことになります《迷わし鳥》の③の効果
を使い、《オオヒメ》を蘇生。その効果で、墓地の《反目の従者》をくっ付けることがノーコストで行えます。これで引導を渡してやるぜ!!
ここに前述した《サージュ》での《獄落鳥》2回起動や、他の素引き展開札と絡ませて他のシンクロ召喚、また妨害を食らった後のリカバリーを行います。
あくまで《獄落鳥》の出力、効果起動を最優先事項に置いて動きます。
鳥オフである関係上、これだけは忘れてはいけません。
5.その他採用カードについて
《幽世離レ》
除去のオマケに相手の場に無理やり鳥を出させることができます。
じゃなくてもパクりたいモンスターを引きずり出す目的です!!
墓地効果は、《ルイキューピット》のサーチ先である《横綱犬》や【竜星】の☆1連中を戻せるので、これ以上に無い罠だと考えています。
《冥府の合わせ鏡》
相手のフィニッシュをいなしつつ、でかいモンスターが場に出た状態でターンをもらえる罠。
《獄落鳥》に限らず、コントロール奪取デッキにはかなりおすすめです。
6.あとがき
このような感じで構築したのが直近の【獄落鳥】です。
正直もっと詰められる場所はありますし、これが最適解だとは思っていません。
出力方法に絞ってもこのデッキに入れたカード以外に無限にありますし、まだ見つけられていない唯一性もあるはずです。
ですが一旦、自分なりに《カラリウム》と《反目の従者》でひと段落できたかと思っています。
こんな感じで既存鳥もまだまだ研究しがいがあるので、もし鳥デッキに迷ったら《獄落鳥》!考えてみてね☆
最後の最後に
最後の最後に鳥オフで輝くために大切なのは、その鳥の唯一性をどこまで見つけて、対戦でアピールできるか と 鳥をどれだけ場に出せるかorどれだけ場に居座らすことができるかだと考えているので、今回のような何度も墓地から復活できるように構築を務めました。
最初のほうでお見せした3デッキも基本的にそれに重きを置いています。
その上で、効果を活かす構築なんて難しいと考えられるかと思いますが、それがまた一個の楽しみであり、勝ち負けにこだわらず、アピールして結果が実際にわかるのが鳥オフのいいところです。
普通のオフ会とまた違うオフ会になっているはずですが、僕の記事を読んでくださっている層の方なら楽しんでいただけると思いますので、次回の参加、お待ちしています。
この記事を読んで少しでも第八回鳥オフ(未定)に興味がわいて、少しでも『参加してみよう』と思っていただけたら幸いです。
最後まで拝読ありがとうございました。