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確定申告に取り組む佐山^^ ~法人で持つか個人で持つかはここで決まる~

こんにちは!
関西で大家業と子育てに精を出す佐山 潤(さやま じゅん)です。

私は普段家賃保証会社で
サラリーマンをゆるくやってますが、
この業務は様々な問い合わせを受ける仕事です。

で、たまに大家さんからも問い合わせがあります。
もちろん

「私も大家業やってるんでー」

みたいな事は言いませんが。笑

で、先日こんな問い合わせが大家さんから

「今年の1月にお宅の会社から入ってるこのお金、
どの物件の分でしたっけ?」

と。
なんで急に?

「確定申告の時期でね、税理士さんに聞かれてて」

と。
おお!そうだ。
その時期がやってきました。

私もそろそろ確定申告をしなければ。

私は個人でも物件を持っていて、
毎年確定申告をしていました。

もう
購入~満室経営~売却~納税
と一通り経験すると、
大まかな納税の仕組みがわかってくるので、
基本的に確定申告は自分でしています。

大家さんとして自分で確定申告ができるのは、
まあまあの強みだと思います。
税理士さんに頼むと、そこそこの費用が掛かるので。

因みに私が主催しているメルマガや、
大家さんになるための講座で、
そのあたりは解説していますので、
良かったらご登録を!^^

それはさておき、
今年はそうは言ってもその個人で唯一持っていた物件
(初めて買った一棟アパート)
をついに売却したので、
ひとまず確定申告はこれで最後になる予定です。

という事は、、、

不動産の譲渡所得の申告も必要、
となります。

てか、そもそも確定申告って何?
という方もいる、かもしれませんので、
改めて振り返ると、、、

これは事業を行った結果、
売上がいくらで、その商売に関連した経費がいくらで、
それを差し引いた所得(利益)がいくらで、
じゃあその所得に対して税金をいくら払うか。
を確定させる申告です。

ちなみに売上に対して経費が上回ると、
税金を払うどころか、還付を受ける事ができる。
という訳です。

で、さらに、不動産を売却した場合、
その売却によっていくら儲かったのか
も申告して、その儲けに対して課税されます。
税率は

「何年その物件を持ってたか?」

によって異なり、
5年以内の保有なら大体39%
5年以上保有して売却したら大体22%
の税金が課されます。

この税金の注意点は、

分離課税

であることです。
これは、その所得に対して直接関係のあった費用しか、
経費として認めないよ。ということです。

例えば法人税は
「総合課税」
と言って、大家業で言うなら、
賃貸収入も、不動産の売却による収入も、
全部一つの事業活動、
として、年間かかった経費が全部一緒くたに
売上-経費。で儲かったらそこに課税。
なので、旅先で不動産を見学したらそれも経費。
大家さん仲間といいお店で情報交換したらそれも経費、
として、全事業活動から総合的に税を圧縮できる。。。

となるのですが、分離課税だと、
不動産の売却に関わった、
・不動産の仲介手数料
・登記費用
・銀行への返済手数料
・遠方での契約ならその交通費

せいぜいこのくらいしか経費に認められません。
これで5年以内に物件売る、となると、
さらにきついですよね。
なので、個人だと、特に物件を売った時に、
節税が難しい、という事が言えます。

この観点からも、
個人で物件持つより、法人で持ったほうが節税しやすい。
あとは法人の維持費(少なくとも年間7万ほど)
と天秤にかけてどっちが得か?

という考えは持っておいたほうがいいなと、
改めて思います。

それにしても、この申告を行うにあたり、
購入した時の価格や、その時払った仲介手数料等も
入力しないといけなかったのですが、
資料をひっくり返すと、
当時のメモ書きみたいなものまで出てきて、

初の一棟物件、という事で、
かなり意気込んでいたあの頃の記憶が蘇りました^^

今もこうして大家さんを続けていられることは、
融資に協力的だった妻、
物件情報をくれる不動産屋さん、
満室経営のサポートをしてくれる管理会社さん、
メンテナンスを行う工事業者さん、
家賃を払ってくれる入居者さん、などなど。
いろんな方のお力に改めて感謝がこみ上げました。
ありがとうございます。

これを読んでくださった方にも、
お読みくださり、ありがとうございます。

~ブラック企業に10年翻弄された不動産オンチができた!~

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